ポイントに「銅葉」を使う
イギリスで人気の銅葉の植物。様々な種類があります。 |
いえいえ、葉の色は緑色とは限りません。日本でも、最近徐々に売られはじめたのが、「銅葉」の植物。「銅」といっても、チョコレート色や、紫がかった茶色など、様々な色の品種があるのですが、こういった植物をポイントに使うことは、イギリスでは一般的に行われていて、人気のある植物として売られています。
ラベンダーやアガパンサスなど、紫色の花をたくさん植えて、その中に、葉の形が特徴的な銅葉の植物を使っています。レンガ塀のすぐ手前、とがった葉の「ニューサイラン」という植物の前に植えられている、長細く紫がかった葉の植物は、なんと、「ヤツガシラ」。エキゾチックな雰囲気を演出するのに一役買っています。さらに手前に見えている、オレンジ色や赤紫色の葉は、やはり「ヒューケラ」です。
ここで注目したいのは、この「ヒューケラ」。オレンジ色のものはベンチの色に、赤紫色のものはレンガ塀の色に近い色を使うことで、庭全体の一体感をより高めることに成功しています。
最後に、フォーリッジプランツの最大の特徴を。それは、花がない時期でも葉の色や形で楽しむことができること。どこの国でも人気が高まる理由、うなずけます。