ブダペスト庶民の台所・中央市場で食材を買う
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カイザーはじめ街中にはSPARが目につく |
ブダペスト市内には、夜遅くまで開いているスーパーマーケットやショッピングセンターがいくつもあります。例えば、
カイザー KAISER’S。ミネラルウォーターは0.75リットルで89フォリント(約40円)、サラダ油1リットルが389フォリント(約175円)、小麦粉1キロが89フォリント(約40円)と、大変求めやすい価格で販売されています。外食や総菜に飽きたら、地産のものを購入し、キッチンで自炊するのも滞在の楽しみのひとつ。クレジットカードが利用できない店舗も多いため、食材の買い出しにはキャッシュを多めに用意するようにします。
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120年の歴史あるブダペストの中央市場 |
とはいえ、精肉や鮮魚、野菜や果物は、自由橋のたもとにある
中央市場で購入するのがおすすめ。120年の歴史を誇る庶民の台所・中央市場は、キロ単位で売られる新鮮野菜や精肉・ハムなどの加工品が1階に、鮮魚や酢漬けなどの惣菜、アジアン食材店(味噌や米、粉末鰹だしや醤油、日本酒や焼酎なども揃う)が地下1階に。場内には、両替所や食事どころなどがあります(朝は6時から。月曜(17時まで)を除く平日は18時まで、土曜は14時まで、日曜休み)。なお、店舗によってはユーロも利用できますが交換率はさほどよくなく、お釣りはフォリントですから注意しましょう。
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ブダペストの中央市場には新鮮な野菜が並ぶ |
グヤーシュ作りに欠かせない新鮮な赤のパプリカが1キロ440フォリント(約200円)、長ネギがひと束118フォリント(約55円)、ラデッシュひと束50フォリント(約25円)と驚くほど安価に入手できるのも、農業国のハンガリーならでは。しかし中央市場では、「輸入モノ」も扱います。例えば、春の風物詩ホワイトアスパラは庶民には若干高めで、初ものイタリア産が1キロ2000フォリント(約900円)。初もの買いには、朝の早い時間に行くことをおすすめします。グヤーシュに適当な牛肉は、キロ当たり1390フォリント(約625円)。買い物用のバッグを忘れずに。**いずれも2009年4月3日現在(1フォリント=0.45円で換算、1円単位四捨五入)
■ガイドがホワイトアスパラの調理を手習いしました→
こちらから
ちなみに中央市場へは、市内メトローM3線かトラム利用が便利。市内地下鉄やトラム、バス、トロリーバスなどは、すべて
ブダペスト市営交通局 BKVが運営しているので、路線図をBKVのサイトでチェックしましょう。
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