ロングステイ/ヨーロッパでロングステイ

ドナウの女王ブダペストで暮らすハンガリー(3ページ目)

欧州ロングステイの新拠点ブダペストを現地でガイドが徹底取材しました!レジデンシャルや温泉ホテルに暮らすように過ごすハンガリー。フォリントの下落で物価安も際立ちます。中欧滞在の魅力を総結集しました。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

ブダペスト庶民の台所・中央市場で食材を買う

カイザー
カイザーはじめ街中にはSPARが目につく
ブダペスト市内には、夜遅くまで開いているスーパーマーケットやショッピングセンターがいくつもあります。例えば、カイザー KAISER’S。ミネラルウォーターは0.75リットルで89フォリント(約40円)、サラダ油1リットルが389フォリント(約175円)、小麦粉1キロが89フォリント(約40円)と、大変求めやすい価格で販売されています。外食や総菜に飽きたら、地産のものを購入し、キッチンで自炊するのも滞在の楽しみのひとつ。クレジットカードが利用できない店舗も多いため、食材の買い出しにはキャッシュを多めに用意するようにします。

中央市場
120年の歴史あるブダペストの中央市場
とはいえ、精肉や鮮魚、野菜や果物は、自由橋のたもとにある中央市場で購入するのがおすすめ。120年の歴史を誇る庶民の台所・中央市場は、キロ単位で売られる新鮮野菜や精肉・ハムなどの加工品が1階に、鮮魚や酢漬けなどの惣菜、アジアン食材店(味噌や米、粉末鰹だしや醤油、日本酒や焼酎なども揃う)が地下1階に。場内には、両替所や食事どころなどがあります(朝は6時から。月曜(17時まで)を除く平日は18時まで、土曜は14時まで、日曜休み)。なお、店舗によってはユーロも利用できますが交換率はさほどよくなく、お釣りはフォリントですから注意しましょう。

新鮮野菜
ブダペストの中央市場には新鮮な野菜が並ぶ
グヤーシュ作りに欠かせない新鮮な赤のパプリカが1キロ440フォリント(約200円)、長ネギがひと束118フォリント(約55円)、ラデッシュひと束50フォリント(約25円)と驚くほど安価に入手できるのも、農業国のハンガリーならでは。しかし中央市場では、「輸入モノ」も扱います。例えば、春の風物詩ホワイトアスパラは庶民には若干高めで、初ものイタリア産が1キロ2000フォリント(約900円)。初もの買いには、朝の早い時間に行くことをおすすめします。グヤーシュに適当な牛肉は、キロ当たり1390フォリント(約625円)。買い物用のバッグを忘れずに。**いずれも2009年4月3日現在(1フォリント=0.45円で換算、1円単位四捨五入)
■ガイドがホワイトアスパラの調理を手習いしました→こちらから


ちなみに中央市場へは、市内メトローM3線かトラム利用が便利。市内地下鉄やトラム、バス、トロリーバスなどは、すべてブダペスト市営交通局 BKVが運営しているので、路線図をBKVのサイトでチェックしましょう。


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