観光立国をめざし双方向の大交流時代へ
「ようこそジャパン」の合言葉で訪日外客1千万人時代を間もなく迎える |
現在、日本から海外への旅行者の数は、1800万人弱。ところが、海外から日本への旅行者の数は約733万人(2006年)と、大きな隔たりがあります。
日本は、外国人観光客の数が、世界のなかで第31位と低調で、観光地・滞在地としての不人気ぶりも如実です。
ちなみに、海外からの旅行者の受け入れ人数で、世界第1位の国はフランスです。アジア域内でみても、魅力的な世界遺産を誇る中国(第4位)、多民族国家のマレーシア(第13位)、アジア金融の中枢・香港(第16位)、低物価でリゾート観光にも人気のタイ(第18位)、カジノが本場を抜いたマカオ(第23位)、アジア物流のハブ・シンガポール(第29位)にも劣るのが、今の日本の姿なのです。
そこでビジット・ジャパン・キャンペーンでは、この訪日外国人旅行者の数を、2010年までに1000万人達成を目標に掲げ、さまざまな施策を打ち出してきました。日本へ訪れる外国人の数が増えることで、さまざまな経済波及効果が期待できるのと同時に、日本の文化や豊富な観光資源を、広く世界のひとに伝えることができるのです。
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