エコにダウンヒル・サイクリングを愉しむ
バリの庶民の暮らしを感じ入る絶景のコース
マウンテンバイクに乗って、軽快に、バリ島の片田舎を駆け抜ける―――。今回の取材で、もっとも印象的だったのが、キンタマーニ・バトウール周辺からの25キロに及ぶダウンヒル・サイクリングです。
美しい水田風景に身も心も癒される |
通過する集落の先々では、沿道の軒先に地元の子どもたちが現れ、激しい声援を送ってよこします。また、頭の上に作物を載せて道を行き交う働き者の女性たちも、アイコンタクトで素敵な笑みを返してくれます。バリ島の庶民の暮らしを感じ入ることができるのです。
休憩を兼ねて郊外の民家を訪問 |
バリ島の家屋敷は、高い塀に囲まれており、内部をうかがい知ることはできません。悪魔が入ってこないよう、アリン・アリンと呼ばれる目隠しのためのつい立があるのが旧家の特長です。穏やかな熱帯性気候のバリ島では、リビング・ダイニングが庭に面したオープンなベランダ様式であるのも、内部に入ってこそ知れるのです。
そのほかにも、ヒンズー教の寺院を訪ねたり、原生林の茂みのなかで野生の植物を鑑賞します。
初めてでもレンジャーがいるから安心
野生の植物を説明するソベック社のレンジャー |
クラブメッドのエクスカーション・プログラムに常設された半日ツアー(7:45発~15:30着、昼食付き)のひとつで、地元で信頼の厚いソベックというアドベンチャー・ツアー会社が催行しています。(ラフティングと組み合わせた1日ツアーなど、複数コースがあります。)
時折車やバイクも行き交う山あいのダウンヒルコース |
保険には加入していますが、カメラなど携行品の損害には適用されません。
参加者には、グローブとペットボトルの水1本、ヘルメット(貸与)が渡されます。足さばきのよいサイクリングに適した服装がよく、荷台がないのでリュックサックを背負うことをおすすめします。(子どもの参加は、8歳以上135cm以上が対象)