ソニーBDZのH.264変換機能の進化
■向上した解像度
前機種ではH.264変換の解像度がフルHD(1920×1080ドット)ではなく、HD解像度(1440×1080ドット)であったのが、今回の新機種ではXR、XSR、SRの3つのモードでフルHD解像度となりました。ちなみにビットレートは変わっていないので、変換に関するハードウェアが大きく機能強化されたのは間違いありません。
■低ビットレートでもHD解像度に
また、従来はビットレートの低い、LR、ERの2つのモードはSD解像度であったのに、新機種ではLR(4Mbps)がHD解像度に解像度アップされました。これも大きな進化です。
■解像感のアップが印象的
解像度自体が変わったので、単純に画質の進化を論じるのは難しいですが、前機種でのSRモードと、今回のLSRモードが近いのではないか?という印象を受けます。フルHD解像度では、もっともビットレートの低いSRモードがある程度動きのある映像でも実用に耐える最低限という印象です。
モード名 | ビットレート | 解像度 |
BSデジタル | 約24Mbps | |
地上派デジタル | 約17Mbps | |
XR | 15Mbps | 1920×1080 |
XSR | 12Mbps | 1920×1080 |
SR | 8Mbps | 1920×1080 |
LSR | 5Mbps | 1440×1080 |
LR | 4Mbps | 1440×1080 |
ER | 2Mbps | SD |
新BDZのH.264変換モードとビットレート、解像度の比較。 |
次ページではDIGAとDBZのH.264変換画質の比較の話をします。