編集・ダビング
編集機能は従来のRD同様、かなり強力で1フレーム単位のチャプタ編集が可能です。ダビングに関しては「かんたんダビング」機能を搭載し、ウィザードに沿って作業するだけでダビングが作成できます。ただ、多くの簡単ダビング機能では自動的にファイナライズすることが多いのですが、RD-X7ではデフォルトではファイナライズなしになているため、必要であれば、ユーザーがファイナライズありに指定する必要があります。
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処理速度と動作音
処理速度は特にストレスはなく、平均的と言えるでしょう。ちなみに数回の手動計測を平均したタイムは、電源オンからTV画面が表示されるまでが47秒5程度、DVDビデオをセットして再生されるまでが19秒6程度、ディスクのエジェクトが5秒5程度となりました。
動作音に関しては最高級機ということでかなり気を遣っているのか、高い静音性を持っています。最近のRDではトップクラスだし、他のレコーダーと比較してももっとも静かな部類に入ります。
結論
RD-X7は高品質なパーツを投入し、高画質高音質に力を入れたレコーダーです。そして、1TBの大容量ハードディスクのおかげで、かなり録りだめがきくのもポイントです。高い静音性やハードウェア全体の作りなど、製品としてのクオリティも高いレベルにあります。
次世代DVDを搭載しないため、バックアップが低画質化してしまうことが気になりますが、多くのユーザーが録画をメディアにバックアップせずに消すという統計を考えれば、人によっては1TBの大容量で録画を大量にストックできることのメリットのほうが大きいかも知れません。
RD-X7はそのマニアックさから誰にでもお勧めできるレコーダーではありませんが、DVDビデオの再生画質にこだわりたい人、大容量なハードディスクレコーダーが欲しい人、静かなレコーダーが欲しい人にはお薦めなレコーダーでしょう。
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