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究極のDVDHDDレコーダー?東芝「RD-X7」(2ページ目)

東芝の「RD-X」シリーズの最新機種「RD-X7」がDVD・HDDレコーダーとして登場しました。今回はこのRD-X7の画質レビュー記事です。

一条 真人

執筆者:一条 真人

デジタルガイド

録画再生


■EPG予約と見るナビ
EPG番組表は縦横表示が可能なタイプですが、縦表示の場合、番組表を表示する面積がやや狭いので、横表示のほうがしっくりくる感じです。

H.264変換録画では「TSE」モードを使うのですが、多くのH.264変換レコーダーがモードを選択するのに対し、X7では3.6~17Mbpsの範囲で数値で指定する必要があります。このあたりはマニアックなユーザーには自分で細かく指定できる自由度があると言えますが、レコーダー初心者には扱いづらいかも知れません。

また、ハードディスクが1TBと大容量であるため、H.264変換を使わなくても、かなり余裕を持って録画することができます。

再生は見るナビ画面で、1画面に6個の録画がサムネイル表示されます。サムネイル画面が大きいため、どんな録画かが把握しやすくなっています。

RD-X7横表示がしっくりくるEPG画面。

RD-X7録画タイトルを表示する「見るナビ」画面。

■H.264変換の画質
H.264変換は全域でフルHD解像度であり、前述のように幅広いビットレートが使えますが、当然、ビットレートが下がるにつれて劣化していきます。数値的に言えば、6Mbps程度になると不規則で細かい部分の映像に荒れが目立つようになります。そして、もっともビットレートが低い3.6Mbpsでは動きのあるものはかなりモザイク状に荒れてしまいます。同じくフルHD解像度のパナソニックのAVCRECレコーダーのH.264変換との比較ではやや画質的に劣るという印象です。

通常の使用では低くても6Mbps以上を、そして、ある程度の画質を期待したいのであれば、8Mbps以上を使うといいのではないかと思います。幅広いビットレートに対応しても、ある程度の画質をキープして実用的に使えるレンジが下がるわけではないということです。
RD-X7H.264変換のビットレートを細かく指定できるのが魅力。

■再生画質
DVDビデオの再生に関しては、シリコンオプティクス社の高品質なアップスケーラー「HQVReon VX50」の搭載と、ダイレクトに1080p/24F変換できるアルゴリズムによって、かなり細部まで明瞭に描写してくれます。精細かつ色彩表現に優れており、現在のレコーダーのなかではトップクラスと言えるでしょう。

また、TS録画したタイトルの再生においても、このReonVXによる変換で1080p/24f再生が可能になり、同様に高い描写力で表示されます。なお、HD映像だけでなく、SD映像の再生でも1080p/24f変換してくれます。

次ページでは編集、処理速度などに関する話をしてまとめをします。
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