もっともお買い得なレコーダーは?
現在のレコーダーは大きくわけて、次世代DVDレコーダー、DVDHDDレコーダー、VHS搭載レコーダーの3ジャンルに分類できるのではないかと思います。ここでは、すべてのメーカーの製品のなかで、それぞれのジャンルでベストと思えるお買い得レコーダーをピックアップしてみました。
ジャンル | 機種名 |
次世代DVDレコーダー | ソニー「BDZ-T70」 |
DVDHDDレコーダー | パナソニック「DMR-XW100」 |
VHS機能搭載レコーダー | 東芝「RD-W301」 |
お買い得レコーダーピックアップ |
次世代DVDレコーダーのなかでBDZ-T70を選択したのは、ローエンド機種が250GBハードディスク搭載が多い中、やや大きな320GBハードディスクを搭載していること。H.264変換のできのよさ、4倍速BDドライブによるダビングの高速性、キーワード予約など自動予約が高機能であり、この価格なら後悔しない機種だと思うからです。
DVDHDDレコーダーのXW100はDVDレコーダーのなかでH.264変換により、DVDへのハイビジョン記録が可能なのはハイビジョンDIGAだけであること。そして、ハードディスクへの録画にもH.264を使うことで、容量な小さなドライブでも長時間の録画が可能であることなどを評価してのことです。
VHS機能搭載機種では、編集機能の高性能さとコストパフォーマンスの高さで東芝「RD-W301」を選択しています。VHSテープをDVDにするためのレコーダーとしては、もっともお買い得度が高いのではないかと思います。
次世代DVDかDVDか
今年の冬、次世代DVDレコーダーは大きくシェアを伸ばし、レコーダー全体の20%以上が次世代DVDレコーダーになりました。市販ビデオコンテンツに関しても、次世代DVDのコンテンツは飛躍的に増えており、コンテンツにあまり不自由なくなってきています。来年(2008年)は販売の半分以上が次世代DVDレコーダーとなり、完全にマジョリティになると予想されます。
そんな状況のなかで、DVDHDDレコーダーを単純に価格が安いという理由で買うべきなのか?ということがあります。もし、あなたがすでにレコーダーを持っていて、ハイビジョン記録は不要だが、次世代DVDビデオコンテンツを見たいのであれば、プレイヤーと組み合わせて、しばらく現在のレコーダーを使うという手もあります。ブルーレイビデオを再生できるPS3は安い機種なら4万円程度だし、東芝のHD DVDプレイヤーには2万5000円程度で買えるモデルもあります。
現在、次世代DVDレコーダーの価格は下がっており、もっともお買い得としてピックアップしたソニーBDZ-T70は12万円程度です。これに対して、DVDHDDレコーダーのXW100は7万円程度なので、その価格差は5万円程度なわけです。そのため、新規にレコーダーを購入するのであれば、現時点では次世代DVDレコーダーを選択したほうが、長い目で見た場合にお買い得になるのではないか?と思います。
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