AVCHDビデオカメラ対応の強化
同社のAVCHDビデオカメラではSDメモリが主流メディアです。BW200でSDメモリに記録したAVCHDビデオを扱うには、一度、BD-REにダビングしてから再生する必要がありました。これに対し、BW700/800/900ではHDD・ブルーレイディスク・DVDにダビングすることが可能になりました。HDDにダビングした場合、カット編集してからディスクメディアにダビングできます。このようにAVCHDビデオカメラのサポートは、BW200よりも柔軟なものになりました。
フルハイビジョン4倍録りとは?
BW700/800/900はAVCREC規格によるH.264変換機能を持っていますが、ブルーレイDIGAではこの機能を「フルハイビジョン4倍録り」と呼んでいます。これは新しく搭載した録画モードの1つHEモードが1920×1080ドットのフルハイビジョン解像度を保ちながらビットレート5.7Mbpsで録画可能であるためです。BSデジタルのビットレートが約24Mbpsであるため、ビットレートが約1/4となり、同じ容量のメディアであれば、約4倍の時間の録画ができるというわけです。
このように、フルハイビジョン4倍録りというのは、特定の条件下で、同じ容量で4倍の時間録画可能だということを言っているわけです。H.264録画のためのモードには3つのものが用意され、ビットレートは以下のようになります。HEモードはBSデジタルに対してビットレートが約1/4ですが、地デジハイビジョン放送に対してでは約1/3なのがわかります。
種別 | ビットレート |
BSデジタル | 約24Mbps |
地デジハイビジョン | 約17Mbps |
HG | 12.9Mbps |
HX | 8.6Mbps |
HE | 5.7Mbps |
ビットレート比較 |
AVCRECで録画するには
AVCRECでの録画はEPG番組表から普通の録画同様に行うことができます。このとき、録画モードとして、HG、HX、HEのなかから自分の使いたいAVCRECのモードを選択するだけで、そのモードで録画が行われます。
次ページではAVCRECでの画質などに関する話をしていきます。