旦那の浮気を見つけたら?
<目次>
<離婚を決意したらする準備>
旦那の浮気を見つけたら? 浮気を問い詰める前に
すぐに浮気を問い詰めるのも良いですが、ここはひとつ冷静に考えてみましょう。
あまりにもベタな浮気発覚の端緒ですし、実際はこういうケースは少ないかもしれません。むしろ、夫が若い女性と手をつないで歩いているのを友人が見たとか、女性宛の親密なメールをたまたま見てしまった、なんてケースが多いでしょうか。いずれにしても、浮気がわかった場合、すぐに夫を問い詰めても良いのですが、その前に以下のようにきちんと計画を立てたほうがよいでしょう。
今後も夫婦生活を続けたい場合
今後も夫婦生活を続けたい場合、浮気に気づかないふりをして、ひたすら我慢する方もいると思います。他方、浮気は絶対に許せないし、もしも今度また浮気をしたら絶対に離婚してやるけれども、今回に限って許してやろうと思う方もいるでしょう。「次はないぞ」ということですね。でも、浮気をする男の多くは、浮気を繰り返してしまうことが多いように思います。問題は、それをどうやって、止めるかです。もちろん、強制的に浮気をできなくすることなどできません(阿部定のように局部を切り取れば別ですが・・・)。ただし、どこまで効果があるかはわかりませんが、心理的に浮気をしづらくする方法はあります。
それは「こんど浮気をしたら、毎月○○万円を支払います」というような念書にサインさせる方法です。詳しくは、「浮気したら毎月30万円支払え」は有効?をご覧ください。
離婚を決意したら準備すること
離婚を決意したら、まず準備をしなければなりません。今後の戦いに備えるのです。
離婚を決意したらする準備1. 証拠を集める
浮気は離婚の原因になりますが、裁判では証拠がなければ勝てません。したがって、証拠を集める必要があります。浮気相手と手をつないで歩いている写真、ホテルに一緒に入る写真などは有力な証拠です。興信所の報告書なども証拠として有力です。相手の日記や手帳に、浮気相手の存在を疑わせるような記載があれば、それも有力です。手紙やメモ、メール、携帯電話の発信記録、着信記録なども証拠になります。また、たとえば、ゴルフに行くといった日に、全く別の場所で食事をしていたとか、車のETCの記録から他の場所に行っていたことがわかったなど、クレジットカードの利用明細からこういったことが明らかになる場合もあります。離婚を決意したらする準備2. 相手の財産を知る
相手から得られる経済的な利益で最も大きいのは、慰謝料ではなく財産分与です。
夫婦の財産を半分にするといっても、裁判所が勝手に夫婦の財産を調べるわけではありません。夫は、妻に知られていない財産は隠すでしょうから、妻としては、夫の財産を知る必要があるわけです。離婚話を切り出してから、夫に詰め寄っても、夫は絶対に教えてくれないでしょうから、夫に悟られずに財産の情報を聞き出す必要があるわけです。夫の勤務先がどこで、どれくらいの給与をもらっているのか、退職金はいくらくらい出るのか、(できれば給与明細書や自営業の場合には確定申告書をコピーしておきましょう)、預貯金はどの銀行のどの支店にどれくらいあるのか、加入している生命保険はどんなものがあるか、土地建物はあるか、などです。これらを知らなければ、正当な額の財産分与を受けることができません。
離婚を決意したらする準備3. できれば住まいを占有する
離婚にあたっては、住まいは占有したほうが有利です。生活の本拠があれば落ち着いて離婚紛争をたたかうことができます。夫が家を出て行かないからといって、自分が出て行くのはあまり得策ではありません。というのも引っ越すには、敷金礼金がかなりかかるばかりか、連帯保証人をつけなければならないことも多いからです。ですから、お互いが家を出ない結果、家庭内別居の状態で離婚をたたかうということもあるでしょう。離婚を決意したらする準備4. 当面の生活費を確保する
次に当面の生活費を確保しましょう。できれば6ヶ月分くらい確保できるとベストです。もし、それでも生活費が足りない場合には、夫に対し、婚姻費用分担の調停を申し立てます。子どもはそばに!
離婚にあたっては、子どもの親権を得ることも大切です。だいたい8割方、母親が親権を獲得していますが、親権獲得に当たっては、子どもと生活をともにすることが重要です。裁判所は、なるべく子どもにとって環境の変化が少ないように判断しますから、一緒に生活していれば有利なのです。つまり、現状、一緒に生活していて問題ないなら、このまま親権を与えて問題ないだろうという判断です。ですから、あなたが家を出ることになったとしても、一緒に子どもを連れて行く必要があります。子どもと離れ離れになってしまうと、あなたに親権が認められない可能性も出てきます。準備が整ったら宣戦布告!
さあ、準備が整いましたか?いよいよ弁護士を立てて、宣戦布告ですね!【関連記事】