癒しの旅/関東の癒しの旅

涼感日帰り散策・【埼玉】黒山三滝(2ページ目)

暑さたけなわの今日この頃。涼しさを求めて埼玉の山へ出かけてみませんか。ちょっと足を伸ばして越生(おごせ)のあたりまで来ると、山には涼風が吹き、マイナスイオンたっぷりの滝と、ぬるめの鉱泉が待っています。

執筆者:本多 美也子


黒山三滝を代表する男滝(上)と女滝(下)。水量豊かで、清涼感この上なし。

滝と森林浴を楽しむ黒山三滝

夏の冷涼スポットといえば滝。首都圏から手軽に行けるのがここ黒山三滝。ハイキングの途中によるもよし、ドライブやバスでもアクセスがいいのが魅力です。
もともとは修験者の修行の場だったそうですが、バス停から歩いて10分ほどの遊歩道は、清涼な川のせせらぎと木々の緑が心地よく、下界より5度近く涼しいラクラク森林浴コース。バス停から男滝までは非常ななだらかな坂なので、お年寄りや子供にも負担がありません。

黒山三滝はその名の通り、三つの滝があるのですが、最初に目に入るのが
天狗滝は幽谷を思わせる切立った崖の間に流れ落ちる。

天狗滝
。切り立った崖の奥に流れ落ちる滝は、幽玄なる表情を見せます。川の水に洗われた細い石段はすれ違うこともむずかしく、少し登った滝壺近くには、大人がやっと3人ほど立てるだけのスペースしかありません。そりだけに神秘的な雰囲気を全身に感じることができて、夏の暑さを忘れさせてくれます。

もう2つの滝は川のさらに上流。水量が多く豪快な男滝と涼やかな水音が響く女滝が二段になって流れ落ちます。
夏は周辺の濃い緑とともに涼しさ抜群。滝の水しぶきがかかるほどの間近まで近寄れて、涼感倍増。滝が発するマイナスイオンと涼しさのせいか、心地よさと開放感にひたれます。
秋は紅葉が美しいので、季節ごとに訪れるのもいいかもしれません。


【黒山三滝】
■電話:049-292-6783 越生町観光案内所
■住所:埼玉県入間郡越生町大字黒山
■アクセス:車 関越道鶴ヶ島ICよりR407経由、毛呂山方面へ40分
電車:JR八高線越生駅より川越観光バス黒山行きで25分、
終点下車、徒歩10分



次ページでは散策の汗を流す日帰り湯と、意外なおいしいものをご紹介。
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