自分好みの味にできる「炊き分けメニュー」
好みの味を手に入れる鍵となる、炊き分けメニュー機能です。最近の炊き分けメニューは実に豊富になり、最近はいよいよ米の銘柄まで指定できるようになりました! それでは、どんな設定ができるのかよく確認しましょう。■米種:白米・無洗米・玄米・分づき米・麦 など
健康志向の高まりで、発芽玄米・雑穀米・分つき米など、年々炊ける米種が増えています。最近は「麦モード」が登場。「押麦」と「もち麦」が選べるまでになっています!
■銘柄:こしひかり・あきたこまち など
機種によっては、米の銘柄を選んで炊くことも可能な炊飯器が登場しました。最大50銘柄登録されているメーカーもあります。今後はスマホとの連携でますます増える可能性もあり。どこまでこだわるかは、あなた次第です!
■味:かたさ・甘み・食感(もちもち・しゃっきり)
この選択肢が多いと、限りなく自分の好みに炊けるということになります。ご飯にこだわりの強い方は、要チェックです。
■料理別:おかゆ・すしめし・カレー用・炊き込み・おこわなど
前出の「味」のオート版とも言えます。食事に応じて炊き上がりを自動で調整してくれるので便利ですね。
家族の暮らしにも大きな影響を与える「保温機能」
家族がバラバラに食事をとる場合など、保温機能は重要。保温の仕組みにも、釜の素材・スチームなどの加湿・酸化を防ぐ減圧など、各社の個性が出ていますが、どの機種も長時間保温が可能となり、保温後も美味しくなっています。現在は、24時間保温対応が標準的となってきましたが、最長で40時間も登場しています。必要に応じて選んでください。■代表機種:真空圧力炊き・RC-10ZWL(東芝)※2017年9月発売
真空にして酸化を防ぐ保温が独自の技術。業界最長40時間保温はファミリーには助かる機能。
温泉卵やシチュー作りもできる「マルチ調理キー」
一定温度で長時間調理が可能という、炊飯器の特長を生かした「温泉卵」なはじめ、煮込み調理が定番メニューですが、最近は、調理機能は最上位機種では非搭載の傾向があります。しかし圧力タイプなら炊飯器で圧力調理ができたり、シチュー・肉の煮込み料理など本格調理が可能な機種もあります。炊飯器をできるだけ活用したいと考えているなら、調理機能付きの機種をチェックしておきましょう。(※調理に使う場合は、取扱説明書を良く読み、メーカーのレシピを参考にしてください)本体だけじゃない、内釜の重さも要チェック
最近の炊飯器はIH+厚釜のため、重量が重くなってきています。炊飯器を移動することが多い場合は、本体の重量は要確認です。内釜はそのまま米を研ぐ時に使ったり、洗う時にも持つものなので、釜の重さも確認したいところ。女性の力では、意外と重いと感じるものです。片手で持ちあげてみるなど、実際の使用状態に近いイメージで試してみてください。実際に触って確かめたい操作性
大画面パネル表示・ダイヤル式・ボタン式・音声機能など、メーカーにより操作方法が違います。最近は、使用していない時はスイッチが何も表示されないタッチパネルタイプもあります。基本の炊飯キーや、よく使う炊き分けキーの操作がしやすいか、店頭で実際に操作して確認しましょう。音声機能は、目が悪く表示が見にくいと感じる時などには便利。高齢の方などには特にオススメです。2016年にはスマホで操作ができる機種も登場。今後の展開が楽しみです。見落としがちなメンテナンスのしやすさ
機能がアップした分、内釜だけでなく内フタ・圧力カートリッジ・蒸気タンクなどなど、以前のシンプルな炊飯器に比べ、洗うパーツもやや増えています。「毎回洗うパーツはどれなのか?」「取り外しが簡単か?」など、実際に手にとって確認してみてください。また、タイマー機能の時計が内蔵されているため、ボタン電池を必要としている機器が大半です。ボタン電池の交換はメーカーでないとできない機種が多いので、電池切れの際は電池交換を依頼しなくてはなりません。その点も気になる人は、確認してみて下さい。
一番のポイントは、やはり“味”
実は、これらで判断できないのが一番肝心ともいえる“味”なのです。最近は炊き分けメニューが細かく設定できるので、かなり好みの味に炊けるようになっています。しかし、メーカーにより個性があるのも事実です。もし周りの友人・知人に頼めるのであれば、いろいろなメーカーの炊飯器を一度食べてみることをオススメします。最近では店頭で試食販売をすることもあります。週末の量販店などで試食ができたら、ぜひ試してみてください。以上が、炊飯器を選ぶ際に確認するポイントです。また、各社のトレンドをメーカー別にまとめましたので、そちらも参考にしてみてください。
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