携帯メール早打ち世界記録
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| 目指せ39秒！ |
携帯メールは世界中どこでも若い人ほど早く打てるようですが、個人的に言えば、携帯メールの早打ちは苦手です。打ちにくいのがその一番の理由ですが、携帯メールの早打ちにも世界記録があります。もちろんギネスのお墨付き。その世界記録がまた破られました。
今回新たな世界記録保持者になったのは、シンガポールの16歳の学生、アン・チュン・ヤンさん。7月に世界記録を破っていたアメリカ人学生の記録を抜きました。
なお、シンガポールは携帯メールの早打ち達人を多く輩出している国で、今回がはじめての世界記録達成ではありません。なんといっても、シンガポールテレコムというシンガポール最大の通信会社が、携帯早打ち大会を定期的に開催しているほどの熱の入れようです。
課題文は？
さて、世界記録の認定を行うには、世界共通のルールを作る必要があります。ギネスが規定したルールは、英語で書かれたある文章を入力支援機能などを用いずに入力するというものです。そのある文章とは以下のものです。The razor-toothed piranhas of the genera Serrasalmus and Pygocentrus are the most ferocious freshwater fish in the world. In reality they seldom attack a human.
さてこの文章、意味も分からず入力するのは難しいですね。早打ちに挑戦するのであれば、まずはこの文章を理解しましょう。さすがに普段使わないような単語が満載で、まったく意味がつかめません。ただ文法的には簡単なので、単語の意味さえ分かれば誰でも訳せる文章です。
そこで単語の意味を列記しましょう。（比較的簡単なところは意味を伏せてありますので、クリックする前に考えてください。）
razor これはご存知「＿＿＿＿」。
tooth 名詞はもちろん「歯」。ここでは動詞として「歯をつける」。
piranha 見たことのない単語でも発音からあの魚であることがおわかりですね→ピラニア
genera genus（生物分類上の「属」）の複数形
Serrasalmus セルラサルムス（属）
Pygocentrus ピゴケントルス（属）
ferocious 凶暴な、どう猛な、恐ろしい
seldom ＿＿＿＿＿＿
これでもう文章の意味はお分かりでしょう（全文訳はこちら>>）
肝心の記録は？
肝心の記録の方はというと、新しい世界記録は41.52秒です。この3年間で25秒近くも短縮されました。ちなみに世界記録保持者になった16歳の学生さん、次は39秒台を目指しているそうです。我こそはと思う方、挑戦してみてはいかがでしょうか。
