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よく使われるパスワード発表!【英国編】

パスワード選びには誰もが頭を悩ませますが、海外でも事情は同じです。英国の「よく使われるパスワードトップ10」を見るとお国柄がくっきり。使ってはいけないパスワードの典型例として参考になります。

パスワードにもお国柄

誰にもわからないようなパスワードって…

パソコンを使っていると、いろいろな場面でパスワードを入力する必要が出てきます。キャッシュカードの4桁の暗証番号と違い、こうしたパスワードは英数字を使えるので、より複雑な組み合わせが可能になり、パスワード選びにも個性が発揮されることになります。

とはいえ、あまり複雑すぎるパスワードでは覚えることができなくなるので、その辺の加減が難しいところですが、一方で、安易なパスワードをつけないように警鐘も鳴らされています。

それでは「安易なパスワード」とはいったいどのようなパスワードでしょう。たとえば、多くの人が使うようなパスワードは明らかに安易なパスワードの1つです。

というわけで、いったい他の人がどのようなパスワードを使っているのかが気になります。なかなかそうした統計がないのですが(なんといってもパスワードですから)、今回イギリスでよく使われているパスワードのトップ10が発表になりました。これを見ると、パスワードにもお国柄が表れていることがよくわかります。

10位‐6位

それではまず10位から6位を見てみましょう。

順位 パスワード 割合(%) コメント
10 thomas 0.99 イギリスでここ5年間、子供につける名前トップ3に入り続けている定番の名前。それだけに有名人も多く、自分の好きな有名人の名前として使っている人もいると思われる。
9 arsenal 1.11 もちろんあの有名なサッカーチームの名前。また、最初の4文字が、下品な言葉として時々使われている(assと同じような意味)ということも、人気の理由の1つか。
8 monkey 1.33 理由ははっきりしないものの、多くのパスワードが6文字以上を要求されることから、6文字以上の思いつきやすい単語でしかもタイピングしやすいというのが理由か。
7 charlie 1.39 thomasほどではないものの、これもかなりポピュラーな人名。チャップリンや映画俳優(たとえばチャーリーシーン)、映画「チャーリーとチョコレート工場」などの人気も、関係ありそう。イギリスではコカインをスラングで"charlie"と呼ぶことも一因か。
6 qwerty 1.41 これは単語ではなく、キーボードの左上から横方向に順番に並べたもの。安易といえば安易なパスワード。
(出典:"Top 10 Most Common Passwords" by Stuart Brown)

それではトップ5の発表です>>次ページへ

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