「国際オフィスワーク検定」の概要
検定を主催する国際ビジネスプロフェッショナル協会によれば、新検定は、英語能力を測るためのものではなく、基本的にはオフィスワークにおける知識や能力を測ることが目的。そのため、試験は日本語と英語の両方で電話対応、簡単なEメール、使用頻度の高いビジネス用語の意味、正式文書のフォーマットなど、業務に直結した知識やマナーを測定する構成になっています。
気になる試験の概要は以下のとおりです。
◆試験概要◆
試験概要 | マークシート方式多肢択一の選択式70~75問(70分) <試験分野> 1.ビジネスコミュニケーション(電話対応、受付対応、日常表現、ビジネス書簡作成) 2.ビジネス実務(ビジネスマナー、文書処理、種々の準備・手配、一般ビジネス知識) ※ビジネス実務は国内及び海外業務を含み、ほぼ全域において英語の用語知識が組み込まれる ※70%を基準に合否判定(ただし、合格には各分野で65%以上取得を条件とする) |
受験料 | 4,800円 |
受験資格 | 特になし |
試験日程 | 第1回試験:6月28日 第2回試験は11月を予定 |
受検地 | 東京 |
※公式サイト:国際ビジネスプロフェッショナル協会:国際オフィスワーク検定
試験の詳細は、必ず上記サイトをご確認ください。
公式サイトで公開されているサンプル問題を見ると、秘書検定やビジネス文書検定などのイメージに近い印象。
これまでであれば、英語力を証明する検定とビジネス実務に関する検定を複数受けるところを「これ一つで」ということになれば、それなりに魅力的ではあります。
ただ「英語力+実務能力」の証明を謳うには、マークシート式の筆記試験のみではやや限界がありそう、というのが率直な印象。特にビジネスコミュニケーションの領域は、実技試験を導入するなど工夫が必要な気がします。
ともあれ、英語ではTOEIC(R)や英検といった人気検定、ビジネス実務に関してもすでに多くの検定・資格がある中、その2つを合わせる形で新たに登場する「国際オフィスコミュニケーション検定」。まずは、間近に迫った第1回試験に注目しましょう。
■参考リンク
英語・外国語関連の資格
TOEIC、TOEFL、英検などの資格の選び方から取得法までを集めたリンク集です。