コウケンテツさん
コウケンテツさんに、韓国ドラマ『食客』について伺ってみました!
コウケンテツさん。料理研究家というより、スポーツ選手と言われた方がしっくりくるような、長身で爽やかな出で立ち。しかし、彼の料理に対する思いや探求心を聞くと、やはり「料理人」という究極のクリエーターなのだということを感じさせられます。

コウケンテツさんプロフィール(オフィシャルサイト)

そのコウケンテツさんに、韓国初の本格料理ドラマ『食客』の見どころなどを伺ってみました。『食客』の見どころだけでなく、コウケンテツさんの韓国料理に対する思いや、韓国料理を気軽に食卓に取り入れるためのアドバイスなどが飛び出す楽しいインタビューとなりました。早速、お届けしたいと思います!

ズバリ、韓国ドラマ『食客』の見どころは!?

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Q.『食客』は韓国では珍しい本格派の料理ドラマでしたが、ご覧になった感想はいかがですか?

A.韓国人が何を食べ、どんな道を歩んできたのか……。料理という手段を使って、韓国という国をしっかり伝えているドラマだなあと思いました。食文化って国の歴史そのものだと思うんです。それを、登場人物たちのライバル関係などを通して、わかりやすく表現していたところが良かった。韓国を身近に感じてもらえるような、いい教材だと思います。

Q.特に印象に残ったシーンなどは?

A.舌ガンで味覚を失ったジンスの母親が、ソンチャンの作った料理を「おいしい」って喜んで食べるシーンです。味覚で感じる以上の‘味’を生み出すのは、料理する人の気持ちや愛情。これは実際に私が母から教えてもらい、いつも考えていることなので、とても共感できる場面でした。

Q.ドラマの中で、魅力的だったメニューはありましたか?

A.ソングンのライバルだった女性料理人が作った鱒(マス)の塩スープです! 韓国で鱒を使うことって珍しいんですよ。韓国料理はどうしても辛いイメージが強いと思うので、ああいう素材の味を生かしたシンプルな味付けのものが登場するのはいいですね。あと、その回はソングンの行動も印象に残りました。ソングンは行商人をしているソンチャンを料理の道に戻そうとしているけれど、強制的に「やれ!」とは言わない。さりげなく釣りに誘い、料理対決の場面を作って、その中に自分の思いを込めている。やっぱり料理って、味だけじゃなく、気持ちを一緒に伝えるものだと思うので、あの場面はなるほどなあと思いました。

『食客』は、コウケンテツさんのお母さんの教えを思い出す場面が多く出て来るのだとか。どんな教えなのでしょう。次ページへGO!