『2009世界大学ランキング』200位以内に入った日本の大学
アジアNO.1をキープした東京大学。しかし、総合順位は下降傾向にある。 |
25位 京都大学 (前回25位―)
43位 大阪大学 (前回44位↑)
55位 東京工業大学 (前回61位↑)
92 位 名古屋大学 (前回120位↑)
97位 東北大学 (前回112位↑)
92 位 名古屋大学 (前回120位↑)
142位 慶応大学 (前回―)
148位 早稲田大学 (前回180位↑)
155位 九州大学 (前回158位↑)
171位 北海道大学 (前回174位↑)
174位 筑波大学 (前回―)
出所『THES - QS World University Rankings 2009 - Top 100 Universities』
世界ランキングで健闘する日本の大学
一方、世界ランキングを200位まで確認すると、多くの日本の大学が順位を上げています。中でも、東京工業大学は07年の90位から61位、55位と着実に順位を上げています。また、特に注目すべきは慶応大学で、前回の圏外から142に躍進。私立大学が不利とする「教員数と学生数の比率」の項目を抱えつつもランクインしました。
何か対策がなされたのかと思い、慶応大学広報部にお伺いしたところ、「ランキングを実施する企業の依頼を受け、必要なデータを2005年以来提供している」が、「質の高い教育、研究、医療、その他の社会活動に引き続き従事することによってのみ、国内外から相応の高い評価を得られるものと信じ、そのために一層努力する」。あくまでランキングは「一つの参考情報と捉えている」(広報部コメント)とのこと。
前年に急伸した東京工業大学も「これと言って特別な対策はしていない」と日々の活動の成果と受け止めていました。「学問」の道と同様、当ランキングも、日常の地道な活動の積み重ねが重要なようです。
【参考】ランキング作成上のデータベースとなっている「教員一人あたりの被論文引用件数」についてはエルゼビア社の書誌・引用文献データベース 「スコーパス」が元データとして採用されています。
スコーパスはウェッブ上で、研究者達が他の研究者の論文等を検索することが可能で、引用される側の研究者も自身の論文が世界中でどれだけ活用されているかが分かるシステムです。この論文への被引用件数が具体的な数値として大学ランキングにて評価の対象になっています。
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