英検留学を利用して海外進学!!
英検留学情報センターのホームページから「英検留学」の詳細は確認できる。 |
英語力の証明と言われても、初めて海外の大学を進学先として検討する方は、いまひとつピンとこないかもしれません。まずは日本とアメリカなどの諸外国との大学への進学制度の違いを簡単に説明します。
日本では、当たり前のように行われている大学入試ですが、ほとんどの海外の大学でははこのような方法はとっておりません。期日を限定しての一斉入学試験ではなく、『書類』審査による合否が一般的です。推薦入学に近いものと考えるとわかり易いかもしれません。
海外の志望大学に提出する書類について
アメリカを例に取ると、提出する書類は高校の成績や、SATやACTと呼ばれる全国共通テストのスコア、エッセイ(自己アピール・意気込みなどを書いたもの)、課外活動の成果、推薦状などです。学生は、これらの『書類』を志望する大学に提出、大学はその資料をもとに合否を判断します。なお、全国共通テストは日本のセンター試験とは異なり、何度か受験するチャンスがあるのも特徴です。
これらの書類に加えて、日本人などの留学生には、TOEFLに代表されるような英語力を証明する証明書(スコアレポート)の提出が求められています。この英語力の証明書について、英検がアメリカを中心に300校以上の学校で認められているのです(英検認定校一覧「アメリカ」「オーストラリア」「カナダなどその他地域」)。
海外進学に必要となる「英検」認定級の目安
例えば、全米1,200校以上あるコミュニティーカレッジ(2年制大学)の中で、ナンバーワンに選ばれたことがある(タイム誌)「シアトル・セントラル・コミュニティ・カレッジ」は認定級「2A」が入学基準になっている。同校からは多くの学生がワシントン大学に編入する。 |
英検とTOEFLのスコアの相関性については、英検の見解によると『問題形式などが異なるため、あくまでも目安』としながらも、英検の2級AはPaper & Pencil方式のもので500点、インターネット方式で61点に相当するとのことです(英検ホームページより)。
また、留学資格としての英検の有効期限は合格後の2年間ですので、以前に2級Aに合格している人であれば、新たな受験の必要もありません。
自分のスコアを確認する
英検を使って海外進学を考えるには、まず、ご自身の取得済みの英検資格が、留学に有効であるか否か(2年以内の取得かどうか、2級Aに該当するかどうかなど)を把握する必要があります。これには、英検のホームページ上から有資格者確認依頼書をダウンロードし、必要事項に入力のうえ、英検留学情報センターに問い合わせれば、通常3日以内にメールにて、照会結果が通知されます(メール以外の方法は省略)。これにより、自身のスコアが明確になります。
その後、英検留学情報センターでは志望校にスコアレポートを送るサービス(有料)なども行っておりますので、詳しくはホームページをご確認ください。
計画的に受験し、認定級アップ!
英検は、現在年間約250万人が受験している国内最大規模の英語検定試験で、試験は年3回実施されています。これから、海外留学に向けて計画的に受験することも出来ますし、これまでに取得した認定級を活かすこともできます。既に志望校の要求する認定級を取得している方は、海外進学で最もネックになる英語力をクリアすることになる訳で、夢にぐ~んと近づいているとも言えるでしょう!
【関連リンク】
英検留学情報センター
英検留学情報センター(財団法人 日本英語検定協会が運営)が提供する、英検を活用した海外留学に関する情報、及び最新の英検認定校リストなどを確認できます。
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