留学/留学アーカイブ

イタリア留学-ソムリエ資格取得体験談(3ページ目)

イタリアに留学する人は語学留学に加えデザインや絵画、料理などを学ぶ人が多いという傾向があります。今回はイタリア・フィレンツェで「イタリアソムリエ」の資格を取得した横地さんにお話を伺いました。

河東 英宜

執筆者:河東 英宜

留学ガイド

お楽しみのカンティーナ(ワイナリー)見学では、試飲三昧

「ソムリエコース」では3段階の各レベルを終了するごとにカンテーナへの小旅行が実施されています。
ガイド:「レベル1」に合格すると、次のステップに進むことができるんですよね?

横地さん:「レベル2」では、イタリアの州ごとに地域の特徴とブドウ品種、そこで生産されているワイン、そして世界中の代表的なワインについて学びました。そして、テイスティングの方法もみっちり教え込まれました。

「レベル2」終了後はトスカーナ州6ヶ所カンティーナ見学。もう、試飲のオンパレードで、かなり楽しくってテンションも上がり、受講生たちはみんな子供のようにはしゃいでいました!

ガイド:「ソムリエ合宿」の間の滞在先はどのようなところだったのですか?

横地さん:コース中の滞在は私達の時はアパートでした。基本2人部屋ですが、希望者はオプションで1人部屋の選択もできたようです。朝はコンチネンタル式の朝食(パンとコーヒー)が既に部屋に用意されていて、昼と夜はRosticceria(ロスティッチェリーア)という、お惣菜屋さん併設のレストランで好きな料理を選んでそのままそこで食事したり、持ち帰ってアパートで食べたりでした。

息抜きはルームメイトと夜のエアロビ!部屋でDVDと共に踊りまくるのが一つの楽しみになってました。毎日朝から晩まで勉強勉強で頭ばっかり疲れちゃってるので、エアロビでおもいっきり運動して、汗かいて寝るのが私達の快感であり、日課になっていました。

実際に食材とワインとの相性を確認していく

料理、食材との相性でさらなる「美味しさ」を追求できる。
ガイド:最終レベルではどのようなことをするのですか?

横地さん:「レベル3」では食材とワインの組み合わせ、つまり相性について毎レッスン実際に料理を食べ、飲み比べながら、分析の方法を学びました。

始めはよく分からなかったのですが、何度もやっていくうちに食材や調理法からどんなワインが合うのか、さらには、互いの相乗効果でより美味しくなる「魔法」も教わりました。

この頃には目前に迫った最終試験に向けて、毎日新しく学ぶ内容に加えて覚えることがとにかく多く、勉強量も膨大でした。さらに、連日の講義による疲れもあり、精神的にもかなり大変な状態に追い込まれていました。

そんな時、受講生はみんな同じコンディションで頑張っているのだから、疲れも不安も皆同じと自分自身を励まして勉強の日々を重ねました。まさに「大人の強化合宿」でした。

>>こんなに勉強を「楽しめた」のは人生で始めて!>>
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます