NPO小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)の役割
「NPO小学校英語指導者認定協議会」ホームページより抜粋 |
小学生に英語を指導することができる人材を育成し、そのレベルによって資格を認定。さらにはインターネット等で各地の教育委員会などが、地域で英語を教える力のある人材を探し出し易いようにコーディネートする役割を担っています。
協会が決めた共通カリキュラム60単位の講座が実施できるところが「認定登録団体」と認められており、現在、J-SHINE(以後:Jシャイン)が認定する「小学校英語指導者」養成プログラムを提供できるのは48団体。大学や、国内外の語学学校、通信教育を主とする機関などで構成されています。
上記60単位の他に、50時間の実習も課せられており、小学生以下の子供に教えた経験(アシスタントも可)も必要とされているので、より実務に即した資格であることが伺えます。
Jシャインが認定する「小学校英語指導者資格」を取得するには?
山口さんによると、「小学校英語指導者になりたい場合は、Jシャイン認定登録団体による養成コースや通信講座がオススメ。修了後に「小学校英語指導者」の資格を取得すれば、Jシャインのホームページに資格保有者としてリストに名前を掲載することもでき、学校で教えるチャンスに繋がる」とのこと。実際、教育委員会や小学校が「小学校英語指導者」として面接してみたいと判断した場合は、認定した登録団体経由で個人にアクセスがあります。山口さんが所属する株式会社アルクも、照会の件数が増えてきているそうです。
小学校英語指導者のニーズ
大阪の枚方市では小学校英語指導者を募集の際、英検1級保持者、もしくは小学校英語指導者資格保持者と、募集要項にも掲載。同じく、寝屋川市では実際Jシャイン資格保持者を12名ほどの契約があったりと、だいぶ教育関係者にもJシャインが浸透してきているようです。とは言え、約2,200の小学校に英語指導者がいきわたるには、まだまだ登録人数が不足しているため、「現在のJシャイン資格保持者の登録者数約20,000人を2011年の完全実施までに、40,000人を目指したい」という目標をJシャインでは掲げています。
>>小学校で学ぶ「英語」の中身は?>>