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留学経験を活かし、小学校英語指導者になる(4ページ目)

2011年度から小学校高学年で英語の授業が実施されます。そこで必要とされるのが、留学やワーキングホリデーで海外生活を経験している人材。小学校英語指導者の道をご紹介します!

河東 英宜

執筆者:河東 英宜

留学ガイド

小学校英語指導者に向いているのはこんなタイプ!

山口さんがプロデュースする月刊『子ども英語』アルク発行(休刊)。
「小学校英語指導者に必要なのはテスト(英検、TOEIC等)で点数を取る英語力ではなく、英語で授業をする力があるかがポイント」とのこと。

さらに加味される条件として、「海外生活の経験がある、物事に対してフレキシブルである、そして担任とうまくやっていけること」。担任との関係作りはJシャインの共通カリキュラムの中にも組み入れられる重要な要素です。


「小学校英語指導者」で生計を立てるのは厳しい

現在のJシャイン資格認定登録者は99%女性。「主婦で、子育てもひと段落し、もう一度社会貢献したいというニーズにも合致している」という。

現状では、Jシャインが認定する「小学校英語指導者」の資格を取得し、小学校英語指導者になったとしても、それを仕事とし生計を立てていくのは容易ではありません。謝金は全国平均で、1コマ1,900円ですが、自治体によって大きな差があります。いいところでは月額20万円+ボーナス、中レベルで1コマ2,700円、最低レベルでは1学期1000円の図書券というところもあります。

また、必ずしも、各地の教育委員会はJシャインが認定する「小学校英語指導者」の資格を小学校英語指導者募集の際の必要条件としているわけではないのも事実です。

児童英語教師として収入を得、生計を立てるとなると、学校法人や語学学校に就職するか、自らの英会話教室を開き多数の生徒を抱えるまでになる必要があります。

ただ、留学やワーキングホリデーで海外を体験し、適応力を磨いてきた人材を社会として受け入れ、言語を通じ諸外国の文化なども紹介していくという国の方向性は、歓迎すべきことだと思います。


【関連リンク】
NPO小学校英語指導者認定協議会 (略称:J-SHINE)
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