最も問題になるのは、やはり留学費用がどれだけかかるか?ということになるでしょう。
アメリカの大学の授業料は大学・学部によってばらつきがあるので、一概には言えませんが、目安として州立大学で年間15,000ドル、私立で25,000ドルとお考えください。これに10,000ドル強の滞在費が別途必要です。4年間の総額となると州立大学でも100,000ドル(日本円で900万円弱)となり、一般会社員の家庭においてはこの留学費用を用立てるのは容易ではありません。
そこで、アメリカの大学の卒業を目指すが、4年間での総額をできるだけ安くする方法をご案内いたします。
4年間を格安で!コミュニティカレッジを経由して4大に編入
「シアトル・セントラルコミュニティカレッジ」では多くの卒業生がワシントン大学に編入しています。 |
例えば、カリフォルニア州立大学などの州立大学や私立の4年制大学への編入を目指し、2年制大学から留学をスタートする方法もあります。
2年制大学はジュニアカレッジと呼ばれる私立大学と公立のコミュニティカレッジとがあります。ジュニアカレッジは2年間で一般教養を学ぶ短期大学で、少人数制が特徴です。4年制大学への編入を目指す学生が多いため、そうしたサポート体制も整っています。ただし、学費は決して安くはありません。
一方、コミュニティカレッジは、本来、地域住民の生涯学習を目的とした公立の教育機関であり、社会人が実用的な専門技術を身につけるために通学するものであるため、費用は格安です。留学生は現地の人に比べれば学費は高く設定されていますが、それでも年間の授業料は6,000ドルほどで、概ね4年制州立大学の半額以下に設定されています。
「大学編入プログラムコース」に入学し、2年後に4年制大学へ
留学費用を抑えるという観点から言えば、このコミュニティカレッジの「大学編入プログラムコース」に入学し、2年後に4年制大学に編入するという方法があります。このコースでは、将来4年制大学への編入を希望する人が集まるので、その目的は同一です。しかし、本来の目的である地域の教育機関ということから、高卒の社会人が働きながら大学の卒業資格を目指しているケースも多く見受けられます。したがって、必ずしも同年代の人たちと学ぶ学校ではありませんし、通常アメリカの進学校を卒業した高校生が入学する学校ではありません。
また、あくまで地域の人のための公的機関であるため、学校のスタッフが「親身になって」というようなことは、あまり期待できません。
こうしたことはきちんと理解した上で検討する必要があります。
>>海外の大学に入学する様々なルートがある!>>