留学/留学アーカイブ

アート留学ならイギリス・ロンドンへ!(3ページ目)

ロンドンでの短期アート留学を終え、現在は仕事と絵を描くことを両立させているEMIKOさん。作品はウエッブ上で絵画を販売できる「ART-Meter」を利用しているとのこと。その仕組みもご紹介します。

河東 英宜

執筆者:河東 英宜

留学ガイド

プロ、アマを問わない絵画の発表の場「ART-Meter」

イギリス・ロンドン短期アート留学
東京の自由が丘にある「ART-Meter」のリアル店舗(外観)。
EMIKOさんのように絵を描いてみても、発表の場はなかなかありませんでした。そのような状況下で、とても面白い方法で画家に絵の発表の場を与え、ユーザーには分かりやすく絵画を購入できる仕組みがあります。

面白法人カヤックの運営する「ART-Meter」では画家にとって問題となっている表現の場、そして自らの作品を販売することにより得る収入についての仕組みを作りあげました。これはカヤックの企業理念である「つくる人を増やす」を具現化するものです。

登録画家の最年少は3歳!?

「ART-Meter」で販売されている絵は、すべてオリジナルの一点モノで、プロ、アマチュアを問わず約1600名の画家が作品を登録しています。そして面白いことに、絵の価格はそのキャンパスの面積に応じて決定するというのです。
絵画の売値は1cm2あたり5円からスタート(レベル1、はがきサイズ777円)。販売面積が2,000cm2になるとレベル2となり、画家が自分の意思で1~2円を基本単価設定にプラスできます。そして、レベル5になれば価格を自由に設定できるという仕組みなので、画家が自分の制作した時間や気持ちに応じた価格設定ができるようになります。

画家への報酬は売値の65%で(2008年末時点)、登録料や販売手数料は一切かかりません。これまでは絵画の発表となると、画廊を借りるなど、画家にとっては大変な費用負担になっていたものが解消されたことになります。
絵は幅広く受け入れていて、登録している画家は3歳~78歳。最年少3歳の「みらいさん」の絵は11作品中、10作品に買い手がついたとのことです。


      >>「ART-Meter」のリアル店舗>>
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます