「セクハラ」防止は初期段階でスキを見せないこと
ファミリーと普通にショッピングセンターなどに買いもの行くのは、楽しいですよ |
被害を受けた人から事情を聴くと、皮肉にも留学生の「やさしさ」「思いやり」が仇になったケースがほとんどでした。
ホストファザーが、留学生にアプローチをしてくる最初の段階として、スキンシップ?で必要以上に体に触れたり、滞在している部屋に何度も入ってきたり、買い物に誘って高価なプレゼントをしたりなどの、普通の感覚で考えれば少しおかしいと思える行動をとってきます。
この段階で「気のせいかな」と思ってそのままにしていると、だんだんとエスカレートしてきて、ホストファザーのコミュニケーションが過剰であることに「確信」を覚えるようになります。
早い段階で「NO」の意思表示をしよう
被害者の共通の思いとして「このことを関係者に相談すると、自分のせいでこの家庭が崩壊してしまう。そんなことはできないので、自分が少し我慢すればいい」という気持ちが働いてしまうようです。「やさしくしてくれた、ホストマザーに辛い思いをさせたくない」と考えてしまうのです。ところが、早い段階で「NO」をきちんと言わないと、ホストファザーは自分を受入れてくれたと思ってしまいます。
実際、事件が起きてしまってからの事情徴収では、「同意の上」だったと弁明するので、学校などはそれ以上の調査を行いません。
ただ、ホームステイの斡旋会社や学校は、そのような事件を起こした家庭とは契約を解除するといった方法で対応しています。もちろん事件があったことはホストマザーの知るところになってしまいます。
やはり、できるだけ早い段階で、本人に「NO」を言うべきであり、それでも分かってもらえない場合は学校や手配会社に相談すべきでしょう。
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