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滞在先選びの基礎■シェア&一人暮らし編(2ページ目)

海外での「滞在先選びの基礎」シリーズ。今回は人気のルームシェアと一人暮らしをご紹介。それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう!

執筆者:すずき ゆき

4)一人暮らしの場合

誰に気兼ねすることなく、プライベートな時間を確保できる一人暮らし。海外生活も板に付き、留学生活を満喫できるでしょう。但し、その分上級者向けの滞在であることは間違いありません。

賃貸物件の契約は、その国、その都市によりまちまちでルールがあります。日本では一般的なことも、海外では通用しません。また、日本と違い個々で交渉して契約内容が変わるのも一般的なため、出された契約書をそのまま承諾して損をしてしまうことも少なくなりません。特に一度結んだ契約は絶対、後々「知らなかった」では済まないので、しっかりと契約内容を把握できるだけの英語力が必要です。

そこまでの英語力に自信がないという人は、日本人向け・留学生向けの不動産屋に依頼することをお薦めします。割高になりますが、その分、必要な書類のアドバイスや、契約内容のチェックも日本語で確認できるなど、不安なく契約を結べます。

一般的に、海外で留学生が部屋を借りる場合、事前のデポジット(保証金)を普通よりも多く要求されるケースが多いと思ってください。特に大家によっては1年分前家賃で、というケースもあります。当然、海外での身元保証が不確かなために要求されるものですが、入居時にお金がかかるのは一人暮らしの大きなデメリットと言えます。その他、学生証やパスポート、ビザの提出はもちろんのこと、収入や預金に関する証明書や身元を保証する証明書や紹介状を求められることもあります。これらは、それぞれの国・都市によってまちまちです。

また、賃貸物件の一般的な条件は、国・都市によってさまざまですので、これも事前に調べておく必要があります。例えば、光熱費は家賃に含まれるのか?暖房器具が壊れているのに、光熱費を支払わされていたなどは、よくあるトラブルです。下見の際のチェックや交渉もしっかりしておきましょう。いずれの場合でも、その土地土地で賃貸事情は違いますので、地元での情報が一番頼りになります。体験談やトラブル事例など、口コミや友人の話などをたくさん入手し、学校のスタッフや地元の不動産屋さんに相談したりするといいでしょう。

物件探しと契約、入居が済めば、快適な一人暮らしの始まりです。ホームステイや寮と違い、食費・生活備品など、全て自分で支払うため、思っていたよりもお金がかかると考えておいた方がよいでしょう。また、近隣の人との付き合いやトラブルも起こり得ます。それでも、自分のペースを崩したくない、誰にも気兼ねなく勉強したいという人は一人暮らしにトライするのもいいでしょう。契約や交渉、そして一人での生活は、本来の海外生活を体験できる機会でもあります。

一人暮らしのメリット・デメリット

【メリット】
・自分のスペース、生活リズムを確保できる
・誰にも気兼ねしなくていい!
・本当の海外生活を体験できる

【デメリット】
・入居時、入居後とお金がかかる
・身元が不安定な留学生は物件を探しにくい
・契約が大変
・治安が心配
・何かトラブルが合ったとき、全て自分が対応しなくてはならない


▼ 1)ホームステイの場合
▼ 2)寮の場合
▼ 3)ルームシェアの場合
▼ 4)一人暮らしの場合
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