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滞在先選びの基礎■ホームステイ&寮編(3ページ目)

慣れない留学生活において、滞在先選びはとっても重要です。あまりストレスがかからず、自分に最適な滞在方法はどれか? 今回は、ホームステイと寮滞在のメリット・デメリットをご紹介します。

執筆者:すずき ゆき

2)寮の場合

留学 ホームステイ
同年代の学生が集まる寮生活は、特に向き不向きがあります
学生寮には、大きくわけると2種類あります。一つは、大学などが用意している、その大学の学生のための寮。キャンパス内にあるか、学外でも近所に用意されています。大学の寮に滞在するには、その大学の留学生用の英語研修プログラムに参加するか、夏休みなど寮が空く限られた時期のプログラムに参加するかの方法があります。

もう一つは、民間企業が運営している学生寮。語学学校が提携している学生寮の多くは留学生用のもので、同世代の仲間、留学生同士の交流をはかることができます。

一般的に2人部屋を基本としている寮が多く、割高でも個室を希望している方は、個室の用意がある寮を選ばなければなりません。

大学寮でも民間寮でも、バスルームとキッチンは共有というのが一般的です。部屋には机とベッドがあらかじめ設置されていて、2人部屋でも間仕切りがなく、2段ベッドというのはよくある光景です。

寮の場合は、食事付きと食事なしで大きく金額が変わります。食事付きの場合は1日2食付きのケースが多く、寮の食堂で好きなものを食べるという形式と、大学寮ではミールクーポンのようなカードがもらえ、大学の学食で自由に食べる形式など、寮によってさまざまです。とは言え、日本のブッフェのように豪華なものを期待しない方がいいでしょう。朝食はデニッシュやコーンフレークと飲み物が用意されているレベル、夕食も数品のおかずだけなど。人によっては質素な印象を受けるかもしれませんが、学生はあまり贅沢しないのが当たり前の海外では当然と思いますが、中には不満に思う人もいるようです。食事にこだわりがある人の場合ば、食事なしの寮を選ぶ、自炊できる寮を選ぶようにするといいと思います。

寮滞在の一番のメリットは、なんと言っても学生同士の交流でしょう。さまざま国の学生が集まり、情報交換したり、パーティを開いたり。勉強をしっかりやりたい人には寮は向かないという人もしるぐらい(笑)。楽しい学生生活を送れる機会です。

一方で、2人部屋などプライベートが全くない、ルームメイトと合わない、盗難事件などがあるなどデメリットもあるようです。

ちなみに、読者参加型の留学WEBサイト「AMITY留学情報ネットワーク」というサイトに、ホームステイ、寮の失敗談が掲載されています。
▼「AMITY留学情報ネットワーク」
 -----『ホームステイ(学生寮)の失敗談』

かなり参考になるかと思いますが、あくまで「良し悪し」は個人の価値観によって変わると思いますので、「他の人が悪いと判断しているから=悪い」と決めるのではなく、あくまで「その人が何を体験したか」を参考にして、自分だったらそれはメリットと思える、という滞在を選ぶといいと思いますよ!

それでは、寮のメリットとデメリットを下記に整理しましたので、参考にしてみてください。
【メリット】
・学生同士の共同生活のため、情報交換もでき、学生同士・留学生同士の交流の場を作れる
・大学のキャンパス内の寮なら、大学の雰囲気を存分に味わえる
・食事付きの場合、外食より食費が節約できる

【デメリット】
・一人部屋の場合、かなり割高。二人部屋が一般的に多く、プライベートを確保しにくい
・バス、キッチンが共有
・寮内の雰囲気で学生生活が左右されてしまう


▼ホームステイ&寮に関する参考記事
 ----『あなたは、ホームステイの幻想にハマっている? Yes,Noチェック!』
 ----『ホームステイで起きる、ホントの話!』
 ----『トラブル知らずのホームステイ(1) ステイ先にあたりハズレはある?』
 ----『ホームステイと寮どっちがいい?』


▼ 1)ホームステイの場合
▼ 2)寮の場合
▼ 3)ルームシェアの場合
▼ 4)一人暮らしの場合
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