現在ついている仕事は、通信関係、福祉関係が多い
現在ついている業種は様々ですが、ここ数年の伸びが著しい通信関係や福祉関係が他の業種から比べやや多い傾向にあります。通信関係では、IT先進国で技術を学ぼうというより、営業職から他の職種への転職層が多いとのこと。反面、医療・福祉関係者の場合、海外の医療現場や福祉現場から何かを学びとりキャリアアップをしたいという人も多いようです。また、企業の国際化、事業の国際化で語学の必要性を感じて留学を考える人も増えています。
ちなみに、職種別に見ると以下のような結果です。
【現在の職種】
1位 25%) 専門職
2位 21%) 営業販売
3位 7%) 総務・人事
4位 6%) 教師
5位 4%) マーケティング
5位 4%) 秘書・アシスタント
7位 1%) 経理・財務
32%) その他
留学後の希望職種の1位はマーケティングと専門職
留学後の希望職種を「具体的に決めていない」人が35%いる一方で、具体的に決めている人の中で人気の高い職種は「マーケティング」と「専門職」です。
留学後の年収は「現在と同程度」を希望している人が38%
一方で、希望年収とは別に実際の年収を予想してもらった回答をみると
【留学後の予想年収】
1位 38%) 現在よりアップ
2位 37%) 現在と同程度
3位 25%) 現在よりダウン
前述の「留学後の希望年収」と同様、「現在と同程度」が37%で前回調査よりも大幅にダウンした結果となっています。中には200万円以上もダウンすると予想している回答もわずかではあるが3%ありました。この3%は全て女性で帰国後転職する際には「収入よりやりがい、好きなこと」という姿勢がみえているようです。
次回は、同じく(株)留学ジャーナル調べ「留学白書2006」から、「大学生の留学事情」「高校生の留学事情」をお届けします!
【関連サイト】
■「イマドキの留学事情」
■20代、30代の留学事情(「あの国でこれがやりたい!」調べ/2006年4月発表
■海外留学経験者の追跡調査(日本学生支援機構調べ/2005年3月発表)
■海外在留邦人数調査統計(外務省調べ/2006年9月発表)