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「南太平洋にあるソロモン諸島とフィジー諸島で、保健師として約2年半に渡って活動したんですが、現地の保健医療、看護システムに影響を与えているオーストラリアのシステムを学ぶことによって、協力隊での経験を再考察したかったんです。将来、また途上国に関わる仕事をやりたいので、英語圏の大学で学び、学位を取得したいという気持ちもありました。協力隊の活動を通して英語力不足を痛感していましたし、卒業後かなりの年数が経過しているので、常々専門分野の再勉強が必要だとも感じていました」
自然がいっぱいのオーストラリア |
まずは、大学進学に必要な語学力を身につけることが先決――そう考えた萩原さんは、フィジーにいる間に語学学校の資料を集めて候補を絞った上で、派遣期間を終えて、フィジーから日本に帰国する途中、オーストラリアとニュージーランドに自費で立ち寄り、実際にいくつかの学校を見学した。
留学先に選んだのは、看護コース編入の選択肢が広いメルボルン。「腰を落ち着けて勉強するのによさそうな環境」というのも選択ポイントのひとつだった。帰国後は、入学申込み、学生ビザの取得、IELTS受験といった留学準備を約4ヵ月で完了して再渡豪した。