いざ留学、というときに自分で手配する人はさておき、どこかに頼むとしたら、旅行会社? それとも留学手続き代行業者? 一般の消費者の立場から見ると、両者の違いというのは、ちょっと分かりにくいかも。そもそも、この2つどこがどう違う?
ちょっとムツカシイ話になるが、旅行会社は国土交通大臣が定めた旅行業法に基づいて業務を行っている。旅行業法には「報酬を得て、旅行業務を取り扱うことを事業とする場合には、旅行業の登録が必要」という規定がある。
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同じように見える旅行会社でも、取り扱い内容によって以下のように分かれている。
種別 |
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海外旅行・国内旅行の主催、海外旅行・国内旅行の手配及び他社の主催旅行の代売を行うこと |
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第二種旅行業 | 国内旅行の主催、海外旅行・国内旅行の手配及び他社の主催旅行の代売を行うこと |
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海外旅行・国内旅行の手配及び他社の主催旅行の代売を行うこと |
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つまり、旅行会社として営業するには国土交通省(国土交通大臣) か、都道府県(都道府県知事)のいずれかへ届け出る必要があり、その登録の証として旅行業登録番号が付与されるワケ。パンフレットなどに、「国土交通大臣登録旅行業第XX号」などと書かれているのがそれだ。
留学手続き代行業者は、留学斡旋業者、留学情報サービスなど、いろいろな呼ばれ方をしているけれど、いずれにしても届け出の必要はない。ただし、旅行業として登録していない限り、航空券を販売するなどの旅行業務は行えないので、旅行部分の手配はほかの旅行会社へ依頼をすることになる。
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