中国の【端午節】にはドラゴンボートのレースが行われる


【端午節】に行われる有名な行事といえば、ドラゴンボートレースです。

「ドラゴンボート」とは、国際大会も開かれているスポーツ競技です。
舵取り1名、太鼓手1名と、18~20人の漕手からなる細長いボートで、龍を模した飾りが施されています。
中国語で【龍船】[Long2chuan2]と言います。

中国発祥のスポーツであるドラゴンボートレースは、春秋戦国時代の政治家かつ詩人であった屈原の入水自殺がきっかけとなって生まれました。
楚の政治家であった屈原は、正義感の強さと愛国心で多くの人の人望を集めていましたが、その反面、王に自分の忠告を聞き入れられなかったり、同僚の陰謀で地位を追われたりなど、不遇の人でもありました。

中国古典文学の名作として現在も読み継がれている「楚辞」の「離騒」は、屈原が国を憂い、その想いが届かず世を儚んでいる心情が詠われています。
そしてその詩のように、彼は楚の将来を儚んで5月5日に入水自殺してしまいました。

人々は屈原の遺体を探すために、川に船を出しました。しかし遺体は見つかりません。屈原の体が川の中で魚の餌になるのはしのびないと考えた人々が、船から太鼓を叩くなど大きな音を立てて魚を追い払いました。

それ以降、5月5日は屈原を偲んで川に船を出すという習慣が生まれ、それがやがてドラゴンボートレースとして発展することとなったのです。

現在では、公式なスポーツとして行われるドラゴンボートレースと、民俗的行事のお祭りとして行われるドラゴンボートレースがあり、旧暦5月5日には中国各地で様々な形で楽しまれています。

そんな中国の【端午節】で食べられるものといえば…?


■中国の【端午節】は子供の日ではない
■【端午節】では何を食べる?
■【端午節】で何を願う?
■いろいろな伝承をご紹介しましたが…(おまけ)

■記事の最初に戻る