2008年は北京五輪開催の年。8月に開催されます!ということで、「北京五輪を待ちながら」ちょっとずつ中国語を覚えたり、中国のことを知ろう!という趣旨のコラムを今月から月1回ずつお届けします。
2008年、8月開催!中国人には願ったりかなったり
中国人の8好みの習慣は、以前別の記事でもご紹介したことがあるのでご存じの人も多いかもしれませんね。
■中国人は「8」が好き!
中国人が最も好む、発展と金運アップの数字「8」。開催年が2008年に決まったのは偶然ですが、開催日が8月8日からというのは、縁起担ぎで決めた部分もあるのではないでしょうか?(最終日は24日、8の倍数ですが、28日にできたら最高だったかも?)
このコラムも、今月から8月まで続けると、ちょうど8回シリーズになりますので、中国人の8好みと縁起担ぎにあやかりたいと思います。
中国では、言葉や数字の縁起担ぎをとても大事にします。大会のスケジュールや会場、セレモニーなどによく注意を払って見ると、他にもいろいろな縁起担ぎを見つけられそうですね。何か見つけた方や、噂をキャッチした方は、欄外のご感想送信フォームよりぜひ教えてください。
オリンピックを中国語で言うと?
オリンピックを中国語で言うと「五輪」ではありません。「五輪」というのは、オリンピックのシンボルマークである五色の輪から生まれた日本オリジナルの略称で、考えたのは日本の新聞社です。したがって中国人と筆談する時に「五輪」と書いても、「五輪」を中国語読みして会話に取り入れても、中国人には通じません。
ちなみに「五輪」には、仏教用語で万物を構成する五大要素(地・水・火・風・空)という意味もあります。日本の剣豪・宮本武蔵が著した兵法書「五輪書」も、この仏教用語から取られたものです。
ちょっと話が横道に逸れましたが、中国語でオリンピックを言うと次のようになります。
オリンピックにあやかって
「北京日報」によると「奥林」と言う名前の子供が、既に3500人近くいるそうです。まだ北京が五輪開催候補地だった頃からこの名づけがあったということですから、これからもオリンピックにあやかった名前が増えそうですね。
他にも、公式マスコット「福娃」にあやかった名前が流行しているとか。「福娃」は5人(?)チームのキャラクターで、それぞれ「海・森・火・大地・天空」をモチーフとしています。
キャラクターの名前や写真などはこちらのニュースサイトをどうぞ。
■2008年北京五輪マスコットは5種類の「福娃」(中国情報局より)
次回からは、北京五輪に関連する中国語単語をメインにお届けします。どうぞお楽しみに!