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レベル別中国語発音練習メニュー(2ページ目)

中国語は発音が難しい…けれど発音練習は単調でつまらない、何をやったらよいのかわからない…とお悩みのあなたに、レベル別発音練習のヒントをお届けします!

執筆者:望月 愛生

レベル1発音練習メニュー

レベル1:まだ個々の発音に自信がない。自分の発音がコレでいいのか悪いのかもよくわからない。

目標:中国語音表に沿って、一音ずつ確実に発音を覚え、覚えた発音を自分の体に定着させましょう。


■ステップ1:一音ずつ、お手本を聞きながらゆっくり練習

まずは、一音ずつお手本にできる発音音源と中国語音表を手にいれ、それに沿って練習しましょう。

中国語音表とは、このようなものです。この音表は、ピンイン1つ1つをクリックすると発音が出ますので、ネットで発音練習をする時に便利です。

中国語音表は、NHK中国語講座のテキストにも巻末に一覧表で載っていますし、多くの入門者向け、初級者向けのテキストにもついています。


正しい発音を体で覚えるためには、口の形を知ることも重要です。中国語の先生にアドバイスをもらって口の形を練習するか、ビジュアルで口の形を確認できる教材を手に入れましょう。

例えばNHKテレビ中国語会話の発音コーナー(2005年はピンインハスラーというコーナー名)などを録画して何度も見るなどをおすすめします。

音声と口の形を両方便利に教えてくれるパソコン教材なども便利です。
過去の記事でご紹介したこちらの教材(入門編)は、一音一音口の形と音声を確認でき、しかも自分の声を録音してお手本の音声と聞き比べることができます。

日本人が苦手とする発音について、アルクの中国語発音塾で詳しく解説していますのでこちらも参考にしてみてください。

このように、一音一音確実に練習を重ねて行くと、やがて個々の発音をきちんと覚えることができます。
発音が完璧にできていないとしても、「この発音はうまくできた」「この発音はちゃんとできていない」と自分でわかるようになれば、適宜ステップ2へ移りましょう。

■ステップ2:中国語発音を定着させるための筋トレ

中国語音表の音を全部覚えたら、中国語の勉強の時には準備運動のように、筋肉トレーニングのように、発音練習をして体に定着させます。

趣味レベルでなく、仕事で使えるスキルとして中国語を使いたい人は、一定期間毎日筋トレすることをおすすめします。

【筋トレメニューの例】

1.音表を見ながら、一音ずつリズミカルに発音

母音部分、a,o,eで始まる韻母を横に一列読む
次に子音を意識しながら縦に一列ずつ

2.声調の練習 

3.適宜、ステップ1に戻って個々の発音をチェックし、練習しましょう。

4.中国語の学校などで、よい発音練習方法を教えてもらったり、自分で試してみてよい効果のあった練習方法がありましたら、ぜひ教えてください。随時ご紹介していきます。

この発音練習は、アナウンサーや俳優の人達をイメージしてやってみてください。彼らは口から出す言葉が商売道具ですから、
「ア・エ・イ・オ・エ・オ・ア・オ」とか
「あめんぼ赤いなアイウエオ」などの発音練習を、仕事の前のウォーミングアップとして行っています。それと同じように中国語の発音を覚えるために練習するわけです。

地味で地道な訓練ですが、正しいやり方でコツコツ練習していけば、きっと、ネイティブの人にも誉められる発音を身につけることができるようになります。そして、がんばって正しい発音を体に覚えさせることができれば、自転車の乗り方と同じように時間が経ってもなかなか忘れません。

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