中中辞典、使ってみたことありますか?
語学学習には欠かせない相棒、辞書。みなさんはどんな辞書をお使いでしょうか?
おそらく、中国語を始めて最初に購入するのが「中日辞典」次が「日中辞典」ではないかと思います。最近ではすぐれた電子辞書もたくさん出ているので、「最初に手にする中国語辞書は電子辞書」という人も増えているかもしれませんね。
中日辞典や日中辞典を使いこなせるようになったら、次は中中辞典に挑戦してみませんか?最初の1冊めは「新華字典」がおすすめです。
入門者の方でこれから辞書を購入する人はこちらの記事をどうぞ!中国語の辞書の引き方、使い方の基本をご紹介しています。
新華字典は、中国で最もスタンダードな辞書
「新華字典」は、中国で最も一般的に使われている辞書です。いわゆる中国人が使う「国語辞典」ですね。意外にも小さいサイズで、システム手帳よりもふた周りくらい小さいです。日本でも安価に入手できます。最近店頭で見かけたものはこんな表紙カバーがついていました。 |
編:北京商務印書館
体 裁: 単行本(ソフトカバー)700p
サイズ(cm): 14
出版社: 東方書店
ISBN : 4497200019
※画像をクリックすると購入できます。
新華字典の構成、使い方
新華字典は、中国語の文字1文字について、その意味や例文、文法的な説明などが中国語で書かれています。詳しい説明文が1ページ近くギッシリと書かれている文字もありますが、大抵はあっさりしたもので、説明文が2~3行で終わっているものも少なくありません。説明がたった一言しか書いていない箇所もよく見かけます。
使い方は、中日辞典と同じですので、中日辞典が使いこなせる人なら簡単に使えます。※中日辞典の引き方についてはこちらの記事をご参照ください。
日本で入手できる新華字典は、辞書冒頭に日本語での凡例説明が載っているものもあります。
基本的に新華字典は、中日・日中辞典同様、必要に応じて調べたい文字を引くものです。ですが、「必要に応じて」使うなんてもったいない!「必要に応じて…」なんて本棚の奥にしまいこんでいては、結局手軽な中日辞典に手を伸ばしてしまい、なかなか使うきっかけがないかもしれません。
中国の人が使う辞書なんて、日本人の私には(あるいは初心者の私、中国語上達しない私、などいろいろあるかと思いますが…)とても使いこなせない!と思ってしまうかもしれません。
ところが、意外にも親しみやすく、意外にも面白いのが、新華字典なんです。
サイズも小さい辞書ですし、ぜひ気軽に持ち歩いて暇な時にパラパラめくってみましょう。新華字典の面白さに気づいてしまえば、もう手放せなくなるかも?!
では、新華字典のどんなところが面白いのでしょうか?