語学の勉強に丸暗記は有効な方法です。
あれこれ考えずに言葉をまるごと体の中に叩き込めば、頭の中で日本語→中国語と翻訳しなくても言葉が出てくるようになります。これの繰り返しで、頭の中に中国語回路が次第に構築されていきます。
とはいえ、たいていの人にとって、暗記するのは気の重い作業です。ましてや「言葉」を覚えるわけですから、機械的にゴロ合わせやこじつけで覚えるわけにもいきません。けれど「歌」はどうでしょうか?メロディーとともに歌詞がまるごと体の中に入ってきて、しかも楽しい!これを使わない手はありません。
幸い、今は中国語ポップスのCDも比較的簡単に手に入りますし、FM放送などで聞くこともできます。テレビでも中国語ポップスが使われている烏龍茶のCMなどはすっかりおなじみですね。
具体的なおすすめ曲やCDのご紹介は別の機会に譲るとして、今回は初めて中国語の歌に挑戦する方や、歌を教材としてきちんと勉強しようと考えている方におすすめの書籍を2冊ご紹介いたしましょう。
【中国語で歌おう!】
出版:アルク/著者:ファンキー末吉・古川典代 CD付き
この本のサブタイトルは「カラオケで学ぶ中国語」。タイトルの通り、中国で友達とカラオケに行っているような雰囲気で楽しめる教材です。
こちらで購入もできます。
まず付属のCDがとっても楽しい!
カラオケボックスに遊びに行く設定になっていて、店員さんとのやりとりまでリアルです。
飲み物を注文したり、機械の操作の説明を受けたり…などのやりとりも全て中国語です。
そうこうしているうちに「じゃぁ次はわたしが歌うね!」というノリで歌が始まり、歌い終わるとひとしきり誉めたりお喋りしたり…では次の曲、という構成で、楽しい雰囲気が伝わるCDです。自室にいながら中国人の友達とカラオケボックスにいる雰囲気が味わえます。
著者の1人は、公私ともに中国・中国語と深い関わりのあるあの方ですが、ご存じですか?答えは次のページで!