中国語の魅力はいろいろありますが、発音と四声もその柱ではないでしょうか?
どちらも学習者にとっては最初の難関ではありますが、音声教材に接するたびに、日本語にはない音の魅力と四声が醸し出す優雅なリズムを感じられるでしょう。
その魅力を耳で感じるだけでなく、自分で中国語文を読んだり話したりしても実感できるまでにはそれ相応の努力が必要ですが、初心者でもすぐできることがあります。
それは「漢詩の音読」です。
ピンインの読み方さえわかればすぐ挑戦できます。四声にまだ自信がない、という人にも漢詩の音読はうってつけの練習方法です。ゆっくり一音一音、味わいながら読んでみてください。
漢詩が作られた当時と現在の中国語の発音は必ずしも同じではないでしょうが、やはり漢詩を返り点で日本語読みするのと中国語で発音してみるのとでは味わいもまったく違います。音の美しさを実感する近道として、おすすめですよ!
中文広場の漢詩の世界では有名な漢詩がピンインつきで紹介されています。
さて、漢詩を格調高く味わうのももちろん楽しいのですが、もっとくだけた楽しみ方はいかがでしょうか?こんな書籍をご紹介しましょう。
【飯後百歩】出版:評論社/著者:深沢俊太郎
前回の「劇薬中国語」も好評でしたけれど、普通の勉強方法ではなかなか出会えない言葉だからこそ、スラングは気になる存在ですよね。
この「飯後百歩」のサブタイトルは「新・中国スラング紀行」。タイトルの「飯後百歩」もスラングなんですよ。
スラングとはいっても、こちらは別にNGワードではなく、俗語とかことわざといったほうがしっくりくるかもしれません。「飯後百歩」は、このように使われています。
訳は次のページでご紹介いたします。
もっと風流?なおすすめ書籍も、次のページで…!