5/5 絶妙なスチーム使いが魅力！東芝レンジ2008 [電子レンジ・オーブンレンジ] All About

ガイドが感じた「よかった点＆気になった点」

約１か月の間あれこれ使ってみると、メーカーによりいろいろと個性があるものだと実感。もちろん、使い手の好みもあるかと思いますが、ガイドの視点で「よかった点＆気になった点」をまとめてみましたので、ご報告です。

■温度表示～東芝さんらしさが◎

上：あたためスタート時。下：あたため完了間際。このように、食材の温度がリアルタイムで表示されます！さすが理論派の東芝さんらしい表示ですね。

ガイドかもっとも興味深いと感じたのが、運転中の温度表示。液晶に表示される数字が「残り時間」ではなく、リアルタイムで「食材の温度」が表示されるんです！例えば、レンジであたためや解凍をしている間、中の食材が何度か分かるという訳です。特に解凍の場合、表示が【０℃】だとまだ凍っていて【＋４℃】あたりまでいけば溶けているな、と頭で理解できるるため、説得力がありますよね。また、何度か使ううちに「飲み物は65度だと少しぬるくて、80度だとふーふーしながら飲むレベル」「料理は80度だとかなりアツアツ」など知ることができたのも、今回の大きな収穫でした。理論的な東芝さんらしさが顕著に出ていると感じました。

■温度指定あたため～こだわり派におススメ！

-10℃～90℃と、好みの温度を設定ができます。こだわり派にはうれしい機能です！

この機種は「温度指定」をしてあたためるということも可能です。これも、ガイドが気に入った機能のひとつ。実は、ここで先に紹介した「温度表示」機能が生きてくるのです。自分のお気に入りの温度を知っているため、その日の気分で最適な温度を選択できるのです。オートメニューが充実している半面、手動で細かな設定ができるのは、ベテラン主婦にはうれしい機能だと実感しました。飲み物・食べ物の温度にこだわりがある人には、特におススメです！

■クッキングブック～改善の余地あり？

本体でオートメニューを選択すると、液晶パネルに「オートメニューNo.」と「レシピ掲載ページ」が表示されます。

購入直後は頻繁にお世話になる「取扱説明書＆クッキングブック」。ひととおり目を通してから使い始めるものの、やはりその都度使うことが多いものです。こちらのレシピ本、やや検索がし難くいのが第一印象。例えば、オートメニューの番号からレシピの掲載ページを検索しようとしたのですが、クッキングブックに対応表が見当たりません。実は、レンジ本体でオートメニューを選ぶと、液晶部分にレシピ掲載ページが表示されるのです。これはこれで便利なのですが、レンジをいじりながらレシピ本を読むとは限りません。食卓に座って、材料や手順の確認をしたりすることもあるので、ブックだけで検索できるインデックスは必要でしょう。また、手動の加熱目安が直ぐに探せなかったのも気になる点です。最近の機種は、ほとんどオートあたためなので、手動で何分と言う案内は前面に出さなくても良いのですが、やはり欲しい情報がすぐに検索できるようにして欲しいと感じました。

■庫内に残る水滴～自動で乾燥して欲しい！

この機種に限ったことではありませんが、スチーム機能を使うと扉や庫内に水滴が残ります！こまめなお手入れが必要なことは覚悟して下さい。

スチーム搭載レンジはどの機種にも言えることですが、スチームを効率よく利用するため、今までのレンジと違って密閉性が高いのが特徴です。結果的に、スチーム使用時だけでなく、単なるあたための時でも、食材の蒸気などの水滴が残りがちです。この水滴は、扉を閉めてしまうと蒸発しないので「必ず拭くこと」と、取扱説明書には明記されています。しかし、家族がバラバラと使うこともあるレンジです。できれば、自動乾燥モードなど搭載してくれるとありがたいなぁと感じました。

■お手軽機能～タイムリミットをもう少し長く！
オートメニューで調理しても、まだ加熱が足りないと感じることは多々あるもの。この機種には、そんな時、簡単に同じ加熱を「繰り返し」「延長」できるボタンが設定されています。これはとても便利！と感じた機能なのですが、【調理終了後１分以内】というのが惜しい点。食事の支度中は、並行で他の調理をしてることも多いため、直ぐに加熱具合を確認できるとは限りません。終了ブザーが鳴って１分を過ぎることは多々あるものです。せめて３分くらいは、この「繰り返し」「延長」を有効にしてくれるともっと便利使えると感じました。次回に期待！

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以上いろいろと試してみましたが、ガイドの総合評価としては、独自の機能である『適温スチーム』と、電子レンジの基本の“キ”と言える『あたため』機能がとても優れていると感じます。特に『あたため機能』は、どんな器を使っていても、液体でも固体でもどんな分量でも、ほぼ一発で文句なしという状態になり、しかも器が熱くない！！本当に感動でした。最近は、その他の調理機能が満載ですが、毎日の生活の中で幾度となく利用する電子レンジの『あたため』機能にストレスが無いということは、とても重要なポイントだと実感しました。基本的な性能は文句なしと言えるこの機種、特に『スチーム調理』を堪能したいと考えている人におすすめの一台と言えるでしょう。