“とろ～りなめらか”が「適温スチーム」の実力～東芝 東芝『カロリエvs』ER-E350 2007.9.1発売参考価格:10万前後 ※下列２機種はER-E300 続きましては、東芝『カロリエvs』。色展開の少ないキッチン家電の中では、個性的なカラーバリエィションが印象に残る機種です。新製品は、ブルー系をブラックに替えた５色展開となりました。機能面では、スチーム機能を強化してグレードアップを図ります。では、そのスチームの効果に注目してご紹介します。 最大の特徴は、スチーム温度の調整幅が広い点。最近のトレンドとも言えるスチーム加熱は、オーブン時に使用する「加熱水蒸気（約350℃前後）」と、蒸し物ができる「飽和水蒸気（約100℃）」でしたが、この機種では、さらに低い温度の「適温スチーム（95～35℃）」を可能にしました。この「適温スチーム」は、ステーキのレア～ミディアムまでの細かな焼き具合が調節可能になったり、加熱によるビタミンB1・ビタミンCなどの減少も抑えることができるそうです。 試食の品々。小さなお弁当のようで、ひとつずつしっかり味わうことができました。 会場では、この新機能「適温スチーム」で作れるお料理を、小さなお弁当のようにして試食させてもらいました。メニューは．．． きゅうりの四川漬け 豚ヒレ肉のミニハム 小松菜とホタテの中華煮 なめらかプリン ※炊きたてごはん(新潟産コシヒカリ)付 漬物も、スチームで下処理することで、短時間で味が染み込むとのこと！忙しい人にはうれしいですね。 とろ～りプリンは絶品。いつでもこの仕上がりなら、自宅で手作りもイイかも．．．と思えるおいしさでした。 試食のメニューには、スチームの効果が満載！まずは漬物。こちらは、一度スチーム調理してから漬け込むと、短時間でしっかり味がしみ込むとのこと。確かに、しっかりと味が中まで染み込んでいました。忙しい人にはとても便利ですね。 また豚肉は、70℃の適温スチームで調理することで、鍋で茹でるのと比較し、ビタミンB1が２倍もキープできるそうです。野菜は、35～40℃のスチーム調理でビタミンの量が生より２割強もアップ！健康を気にする現代人にはうれしい効果です。 中でも一番おいしかったのは、なめらかプリン。中までしっかり固まっているのに、実にとろんとした舌触りでした。実は、80℃前後で固まる性質の卵をつかった料理には、この「適温スチーム」の効果は絶大。弱めのスチーム温度（78℃）で蒸すことで、きれいに仕上がることはもちろん、よりなめらかな舌触りに仕上げることも可能となったのです。 これらの料理が、ポタンひとつでできるとは、本当に感激です！まさに、忙しい人にこそ活用して欲しい“調理家電”だと感じました。 【参考サイト】東芝・新製品リリース 最後は“低酸素＆低温調理”が新しい、オーブンレンジです＞＞ 前のページへ123次のページへ
