電子レンジ・オーブンレンジ/電子レンジ・オーブンレンジ関連情報

2005家電カタログ【スチーム電子レンジ編】(4ページ目)

話題のスチーム機能付きオーブンレンジやウォーターオーブン。これって何が違うの?その疑問にお答えします!

執筆者:戸井田 園子

Check-Point3~はやさ

次なるチェックポイントとしては、調理時間があげられます。注目したいのは、マイクロ波の使い方です。マイクロ波は、短時間で加熱できるのが最大のメリット。したがって、マイクロ波の使い方により、よりはやく調理ができることになります。これにより、どのような差がでるのかは以下の表をご覧下さい。

スチーム調理の所要時間比較 スチームオーブンレンジの比較
蒸し物については、やはり専用容器を使うためSANYOがダントツに早くなりますが、その他の機種については、マイクロ波を併用するしないによる差はみられません。しかし、ごはんの温めなおしとなると、かなりの時間差がでてきます。このように、マイクロ波を併用できる機種の方が、時短という意味では、一歩リードしているといえます。「便利」を優先したいのであれば、マイクロ波併用ができるタイプがおすすめとなりますね。

では『ヘルシオ』は?というと...
初代「ヘルシオ」には、マイクロ波が登載されていませんでしたが、今秋発売の2代目「ヘルシオ」には、マイクロ波が登載されました!しかし『ヘルシオ』の場合、マイクロ波は単独使用のみで、スチームとの併用使用はできないのです。マイクロ波はあくまで「急ぎ」の時に使用するという位置づけとなっているようです。この点が他社との違いとなります。


Check-Point4~おいしさ

Nationalスチームオーブンレンジの調理例 「おいしさ」は食べてみないと... ここまでは、機能を比較してきました。しかし、各社ともに「電子レンジ=便利」を前面にしていた頃とは違い、最近では「おいしい」というキーワードを打ち出しています。でも、この「おいしい」の比較が一番難しいところでしょう。

やはり、マイクロ波を使用せず高温スチームだけで焼く方法には魅力を感じます。しかし、マイクロ波やヒーターを併用しても美味しさは変わらないのか?ここが判断のポイントなのですが...現段階では、判断材料がありません。

「ヘルシオ」は店頭での試食をよく見かけます。Nationalも、この夏販売店での試食販売を見かけました。「おいしい」には、好みという個人差があるものかと思います。最後は、試食で判断してみるのが良いかもしれませんね。

* * * * *

以上が、スチーム機能付きのオーブンレンジの違いをまとめてきましたが、少しは整理されたでしょうか?選択の決め手は、電子オーブンレンジとしての総合的な機能にウェイトを置くのか?水で焼く機能にウェイトを置くのか?ではないかと思います。是非、この点をじっくり検討してみて下さい。後は使い勝手やデザインそして予算で絞り込めば、おのずと選択はできるはずです。是非、皆さんの食生活にピッタリの機種を選んで下さい。


【参考INDEX】電子オーブンレンジ


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