圧力鍋のしくみ

今まで時間がかかっていた煮込み料理が短時間ででき、しかも光熱費と時間の節約にもなる圧力鍋。まずは圧力鍋のしくみを簡単に紹介しましょう。

圧力鍋は字の通り、鍋の内部に圧力をかけて調理する鍋のことです。普通の鍋は沸騰しても100度までしか上昇しませんが、圧力をかけると100度以上の温度に上昇するため、かたい食材も短時間で柔らかく煮えるわけです。
 

圧力鍋の基本的な使い方と注意点

圧力鍋
ガイドが長年使用のフィスラーの圧力鍋2.5Lは、大豆の煮物も短時間で調理
圧力鍋は、本体も蓋もしっかりと作られて重く、沸騰し始めると安全弁から蒸気が勢いよく出てくるので、怖いと思ったり、扱いづらいと感じたりするかもしれませんが、一度覚えてしまえば難しいことはありません。

メーカーにより、調理圧や蓋の閉め方などの違いがあるので、初めて圧力鍋調理をする際は、購入した鍋の取り扱い説明書をよく読み、付属のレシピ通りに作ってみることが大切です。何度か調理すると、扱いに慣れ怖さもなくなり、圧力鍋のよさを実感できるはずです。

ここでは、多くの圧力鍋に共通する、基本的な使い方と注意点について、ご紹介します。

1.規定量を守り、調理材料を鍋に入れる
鍋の内側に材料量の目盛りがあります。調理材料(食材と水分量を含む)は必ず目盛り以下にします。大豆・黒豆・小豆などの豆類は沸騰すると噴出す危険性がありますから、必ず決められた材料の目盛り以下の分量で調理するようにしましょう。

2.蓋にパッキンをきっちり合わせ、蓋をしめる
圧力鍋は調理材料を入れた鍋と、安全弁の付いた蓋にパッキンをきっちりはめて、しっかりと閉めて使います。

3.圧力がかかったらとろ火にし、調理時間を守る
強火で火にかけ、沸騰して圧力がかかり、圧力調整弁が働き始めたら(ピンが上がった状態)とろ火にします。調理時間はその鍋についているレシピ本の記載に合わせます。時間がきたら火を止め、そのまま置いておくと自然に圧力が下がります(ピンが下がります)。

4.圧力が下がったら蓋を開ける
圧力が下がってから(ピンが完全に下がってから)蓋を開けます。急ぐときは、鍋ごと閉めたまま、蓋に少しずつ水をかけて、冷してから開けるようにします。
 

使った後のお手入れ

圧力鍋
圧力鍋の蓋の裏側はパッキンもはずして洗います
便利な鍋もきちんとしたお手入れをしないと、使えなくなります。使った後は、鍋全体を中性洗剤を使って洗います。ご飯や豆類の煮汁が噴きあがる圧力調整弁の周りが一番汚れるので念入りに。蓋の裏側もパッキンをはずし、丁寧に洗います。使用頻度にもよりますが、月に一度は圧力調整弁をはずしてブラシで洗いましょう。
 

圧力鍋のサイズ

圧力鍋には、国産・輸入と、いろいろなメーカーものがあります。サイズもいろいろですが、小家族の場合は2.5リットル前後のタイプ、4人家族の場合は5リットル前後のタイプがおすすめです。
 

圧力鍋に適した料理

牛ほほ肉の赤ワイン煮
柔らかくとろける旨みが口いっぱいに広がる牛ほほ肉の赤ワイン煮
圧力鍋は和風料理にも洋風料理や中華料理にも万能の調理鍋です。長時間かかる煮込み料理や、かたいスジ肉やスネ肉、いわしなども骨ごと短時間でやわらかく調理できます。また大豆や黒豆の煮物など、ふっくらと美味しくでき上がります。
 
栗ごはん
ほっこりとした栗と、もち米を少し加えた栗ごはん
圧力鍋は白米、玄米、炊き込みご飯なども短時間で炊き上がり、しかもお米の甘みが増し、もちっとした味わいに仕上がります。







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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。