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2003秋・スチーム機能搭載レンジ徹底比較! スチームレンジ各社の違いは何?(3ページ目)

「スチームレンジ」と言っても、その仕組みは実にいろいろ。今回はこの「スチーム機能」にスポットをあてて、各社の違いをみていきます!

執筆者:戸井田 園子

オーブン&スチームがメインのMITSUBISHI・TOSHIBA

オーブン調理時にスチームを利用するのがメインになっているのが、MITSUBISHI「スチームコンベクション」TOSHIBA「石窯オーブン」


MITSUBISHI(RO-B1A) TOSHIBA(ER-A9)
希望小売価格\90,000 市場参考価格\54,800


スチーム発生のメカニズム

こちらも仕組みは単純。角皿に張った水をヒーターが加熱しスチーム化。発生したスチームを庫内に充満させてオーブン調理との併用、または庫内に蒸気を充満させて蒸し器の環境に、蒸し物調理も可能としています。
MITSUBISHIのスチーム解説図

TOSHIBAはオーブン調理時のスチーム利用のみカタログにて掲載しています。余熱後、水容器(水差し)で蓄熱性の高いセラミック皿に水を注ぐとのこと。熱くなってから水を入れるのは、TOSHIBAだけ。少し原始的な感じもしますね。


スチーム機能を使った調理方法

●スチーム&オーブン
MITSUBISHIはその名のとおり、ホテルやレストランで使われている「スチームコンベクション」を家庭用オーブンに応用したとのこと。また、水を張った角皿に容器を並べれば、蒸し物も可能。茶碗蒸しなどもできる。
TOSHIBAはオーブンとの併用のみ。


角皿に水を張るタイプは、メンテナンスが楽という点をうたっています。確かにアタッチメントやタンクにくらべ、フラットな皿なので、手入れは簡単ですね。ヒーターで庫内全体が加熱されスチームが発生するため、スチームのコントロールが簡単にできないのが気になる点です。

*****


以上が、各社スチーム搭載レンジの概要です。こうしてみると、スチーム発生方法は各社様々。それぞれに一長一短があるかと思います。

蒸し器としてならSANYO・HITACHIのアタッチメント式が手軽。スチームコンベクションならMITSUBISHI・TOSHIBAの角皿水張り式。スチーム温めならSHARPの専用容器式。しかし「スチーム機能」だけに焦点をあてるなら、やはりスチームを最大限に活用できるNationalといったところでしょうか?

皆さんはどのタイプが使いやすいと感じましたか?


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