運河に浮かぶまるで石で出来た軍艦のようなこの建物はアヌシーの象徴、パレ・ド・リル。一時は牢獄であったというおどろおどろしい過去も関係なく、現在は博物館、町一番の観光ポイントとして大人気。

フランス南東部。レマン湖のあるジュネーブからほど近い、自然いっぱい山いっぱい、そして何よりアルプスの清らかな流れにいっぱいめぐまれた美しい街がアヌシーです。それほど大きな町ではないにもかかわらず、世界中から観光客がやってくるのはあふれる自然ばかりでなく、一時はサヴォア公国の首都が置かれたという歴史と文化があるからに違いありません。

この街の魅力はそれだけではありません。フランスでもトップクラスの治安のよさと、隅々まで掃除の行き届いた清潔さ、そして人なつっこく親切な人々の心地よいもてなし。湖を利用したヨット、ボート遊びや遊覧船。山でのトレッキングやスキー、パラセーリング、もう数え上げればきりがないですね。

さあ、そんなアヌシーの魅力を写真とともにじっくりとご紹介致しましょう。

INDEX
  ■サヴォアのベニス、サヴォアの宝石
  アルプスの水が流れる運河とアヌシー湖
  しっとりとした古都の味わい
  花いっぱいあふれる癒しの街
  アヌシーお役立ち情報


サヴォアのベニス、サヴォアの宝石


このような水門があちこちに見られる。水門は自動的にゲートを開け閉めし、アヌシー湖の水位を調節している。
アルプスの山に降る雪が氷河となってふもとに押し出され、溶けて川となり、土にしみ込みます。大地の中で幾重ものフィルターをくぐりぬけ、地表に現れた清流は長い年月を経て大きな湖を作りました。

アヌシー湖もその一つ。山と湖のおかげで豊かな自然と澄んだ水に恵まれたこの地に多くの人が移り住んでくるのは当然です。山を越えればイタリアのサヴォア。16世紀頃にはあたり一帯はサヴォア公国の領地となり、このアヌシーが首都となりました。交易は盛んになり、街は整備され、ますます栄え、現在もオート・サヴォア県の中心地として活気にあふれた生活が営まれています。


旧市街と新市街を分けるパキエール通りはアヌシー一番の繁華街。といってもしっとり落ち着いた雰囲気はテラスでお茶にぴったり。
アヌシーの街は大きく分かれて2つ。ティウー運河沿いの昔からある入り組んだ旧市街と、北に広がる整然とした新市街です。東のアヌシー湖側には広大な敷地に緑あふれるヨーロッパ公園が広がっています。インフォメーションがあるのは市役所の北、近代的なBonliew Centreの1階です。インフォメーションを南に下がれば運河沿いに旧市街が広がっています。