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パリ歩きに便利なパスやチケット、でもそれってお得? 上手に使おう周遊パス

あっちゃー、2004年のお年玉がカルトミュゼの値上げとは!一日に何度もいくつもの美術館博物館をハシゴできて超便利とうわさのカルトミュゼ、お得感もあって人気だったんだけど、ユーロ高もあってちょっと…

執筆者:赤木 滋生


とぐろを巻いたヘビのようにピラミッドを囲む長い列、観光客の押しかけるルーブル美術館にささっと横から入れる秘密兵器として有名な?カルトミュゼ。有効日内にいくつ契約美術館博物館に入ってもかまわない、旅行者にとってとってもおいしいパス。

たしかに使い方によってはとっても便利でお得、旅行者に大人気です。ところが、2004年1月、突然一律20パーセントの値上げ!便利さは今も変わらないけれど、経済性も考えるとコストパフォーマンスはちょっと微妙?

INDEX
  ■美術館博物館ならカルトミュゼ!?
  ■前売り券?え、無料の時もあるの?
  ■回数券に周遊券
  ■ディズニーリゾートならパスポート?   ■チケット情報リンク


■美術館博物館ならカルトミュゼ!?



パリ観光にお得で便利なパスはたくさんあるのだけれど、昨年8月の交通パス値上げに続いて、この年明け早々美術館博物館共通フリーパス、カルトミュゼが値上げされてしまいました。これまでの1日券が15ユーロから18ユーロに、連続した3日券、5日券がそれぞれ30ユーロ、45ユーロから36、54ユーロに、ぴったり20パーセントのアップです。

カルトミュゼが有効な施設はかなりの数、広範囲にわたりうまく回れば回るほどお得。とは言うものの、その分いそがしく、金額的には元が取れても一体どこに行ったのか何を見たのか記憶にも残らないのでは本末転倒です。

例えばルーブルに行くなら入館料は7.5ユーロ、オルセーまで回って8.5ユーロ。歴史的建造物もOK。例えばエッフェル塔、頂上まで上がれば10.2ユーロ。ノートルダム寺院、凱旋門、ヴェルサイユ宮殿。なんだすぐに元を取れそうやっぱりお得、のはずなんですよね。ところが、実際にたずねてみるとどっこい、つい面白くて引き込まれ気が付けば丸1日たってもルーブルから出ることが出来なかったり、ぐったりして早々にホテルに引き返したり。

移動にも時間は必要だし、大好きなモネを見にマルモタン・モネ美術館に行けば利用できなかったりなんて思い通りには行かないものですね、ああ!


前売り券?え、無料の時もあるの?

思惑外れはまだまだ。ほとんどの施設は18歳以下無料だったり25才以下は若者割引若い人や家族連れはあわてて買ってしまわないようにしないといけませんね。日曜や午後3時を過ぎれば2/3ほどになったり。運良く(悪く?)毎月1日に行ったとすればなんとルーブルは無料!これはちょっと調べた方が良さそうです。

でもカルトミュゼの良い所は入館がスムーズ、なんですが・・・これも実は前売り券という手があってやはり比較検討の余地あり。街中のFnacやネットからFnacTicket Netで前売り券を買えば1ユーロ前後の手数料が余分にかかりますがリシュリュー翼入口(ナポレオンの中庭の中間に位置する柱廊内に位置)またはカルーゼルの入口から入館できますのでスムーズに並ぶことなく入館できます。
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