■白馬にまたがるなんちゃってお姫様
わくわくするよ、乗馬なんて何年ぶりかな、シャンティイの競馬博物館以来じゃないかな。もちろんバスに乗ってもたいしたことは無いんだけど、アルルからカマルグに周る観光客って多いんだって。ねらい目は熟年夫婦、カマルグって書いたダンボール製のボードを持って上り口で立っていると、ありゃま、簡単に止まっちゃった。
「ボンジュール、3人カマルグに行くんですけど乗っけていただけます?」
ヒッチって好意で乗っけていただくんだから楽しくお話しながら行くのが礼儀なんだって。カップルなら割と安全だし相手を選べばお互いに楽しいんだって、よし今度は彼とやってみよう。なんておしゃべりしながら走っていると、
「あっ、白馬、乗りたーい!」
■サンクチュアリーは排ガスフリー
湿原が見えてくると真っ白な壁にわらぶき屋根の変わった家がたくさん。道の両側には沼が広がってフラミンゴがくちばしで突きながら魚を捕っているのかな。車はサンクチュアリー(聖域)内から完全に締め出しているんだって。白馬を飼育して乗馬をしている牧場がいっぱいあるね。民宿やホテルもやってるみたい、
「サント・マリー・ド・ラ・メールに着いたらさっそくインフォメーションで乗馬を申し込んじゃおうよ、ね!」