エメラルドグリーンにかがやくリビエラの海。沖に停泊する豪華ヨット。はるかに見下ろす享楽の都モンテカルロ。そんな別世界とは対照的に山に貼りつく鷲巣村、ロクブリュヌ。頂上の古い城を中心にして入り組んだ生活感のある町並。南仏風教会の尖塔。夢と現実のミスマッチを楽しんじゃお!
INDEX
■意外な穴場、
静かなリゾートにぴったしロクブリュヌ!
■目の前に広がるリビエラ海岸
■鷲巣村探検隊
■カーニバル、それともレモン祭り?
■ゆったり滞在、たらふく満腹
■ロクブリュヌお役立ち情報
■意外な穴場、静かなリゾートにぴったしロクブリュヌ!
カンヌからニース、モナコと続くフランス海岸リゾートの頂点リビエラ。延々続く海岸沿いに高級なホテルやカジノが散在し、世界中の有名人やお金持ちの別荘が立ち並んでいます。
7月、バカンスのシーズンともなれば海岸は人であふれ、ホテルはすべて満室、道と言う道は車の列が続きます。ところが、モンテカルロを過ぎ山が海岸のすぐそばまで迫るようになるとそんな喧騒がうそのようにプライベートビーチでのんびり海をながめる別荘が続くロクブリュヌの村に着きます。
いかにも南仏風の糸杉とフェニックスが空に伸び、澄んだ空から降り注ぐ太陽が黄色みを帯びた家々の壁や煉瓦色の瓦に反射して気分をうきうきさせてくれます。山が直接海に落ち込むような崖っぷちを走る国道をダイビングするように下に降りて行けば駅。目指すホテルはその正面、ロシア貴族の館然とした塔がそびえる白い姿を見せています。
■目の前に広がるリビエラ海岸
フランスの友達から仕込んだこのホテルに関する情報は、きれいな景色とプライベートビーチ、元ロシア貴族の瀟洒な建物というわけで思い立ったら即メール、しっかり予約しておきました。なにしろバカンスシーズンの飛込みでは宿の確保はむつかしく、特に人気のあるところは滞在不可能、早めの手配が欠かせません。
レセプションを通り、天井の高い広いリビングに入ると窓越しに広がるエメラルドグリーンの地中海!しかも階段を降りれば海岸は部外者お断りのプライベートビーチ。澄んだ水の広い海を一人占めすればなんだか貴族な気分を味わえそう。