パリからの日帰りOK
大聖堂と古い町並みが見どころのシャルトル

シャルトル

大聖堂はシャルトルのシンボル (c) OT Chartres : Patrick Cointepoix

パリがあるイル・ド・フランス地方の南西に位置するサントル・ヴァル・ド・ロワール地方。中心を東西に流れるロワール川沿いに古城が点在するこの地方の北方にあるシャルトルは、世界遺産登録されているノートルダム大聖堂で有名な小さな田舎町です。パリのモンパルナス駅から在来線に乗って約1時間ほどで行け、適度な町の大きさであることからパリからの日帰り旅行先として人気があります。

シャルトルの顔であるゴシック建築の最高傑作ノートルダム大聖堂、そして中世からルネサンス時代に形成された古い町並みが最大の見どころとなっています。

ゴシック建築の傑作、ノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂

シャルトルが誇る大聖堂

何はともあれ、シャルトルではここを訪れなければ話になりません。シャルトルのノートルダム大聖堂は、フランスの各地のノートルダム大聖堂(ストラスブール、ランス、アミアン)と同様、世界遺産となっています。1134年から1260年にかけて建立され、左右二つの形状の異なる尖塔と、銅が酸化した鮮やかなターコイズグリーンの屋根、そして最高傑作である内部のステンドグラスなどが主な特徴となっています。

■形状の違う2つの尖塔
まず注目したいのは、ゴシック建築の特徴でもある正面の2つの尖塔。ここはそれぞれ形状が違っていることが大きな特徴となっています。その理由は、1194年に起きた火災により北側の尖塔のみが燃失し、南側の尖塔は火災を逃れたことに起因。よって古い尖塔がそのまま残る南側の尖塔はシンプルな造りのロマネスク様式、より複雑で洗練された北側の尖塔がゴシック様式となっています。

■最高傑作のステンドグラス
ステンドグラス

円形のばら窓も非常に美しい

12~13世紀に作られたシャルトルの大聖堂のステンドグラスはフランスで最も高いクオリティを誇り、その古くて豊かなコレクションは合計172枚、広さは2600平米にまで及びます。特に正面、北、南と3方向に位置するゴシック様式初期の見事な円形のばら窓ステンドグラスは必見。そして見逃してはならないステンドグラスとしてもう一つ、南東部分にある「美しいガラス窓の聖母」は聖母マリアの着衣の薄い青色が「シャルトルブルー」と呼ばれ、その色彩技術の高さから12世紀の最高傑作といわれています。

ステンドグラスは、天気が良い日の、明るい自然光が当たるお昼から午後2時くらいあたりに見学できれば理想的です。

 

■その他の見どころ
諸王の門

特徴的な門の彫刻にも注目

西側正門「諸王の入口」では、細長い独特の形をした王の彫刻が並んでいる様はなかなかの迫力。そして堂内奥の聖堂には、カール禿頭王が寄進した「聖母マリアのヴェール」が保管されています。先に言及した「美しいガラス窓の聖母」が纏っている青いヴェールのモデルになっているので、こちらも必見です。