ぶどうの収穫祭として名高いのはなんと言ってもフランス1、2を競うワインどころブルゴーニュ地方のLes Trois Glorieuses。日本語に直すと「栄光の3日間」と名づけられたこの祭りは、ボーヌを中心として、その名のとおり3日間に渡りブルゴーニュ地方がワイン一色に染まります。
今年は11月17日（土）が開幕日、クロ・ド・ヴジョ（CLOS DE VOUGEOT）で利き酒騎士団の入場とともに始まる晩餐会でこの有名な祭りがスタートします。質量とも充実したブルゴーニュは幅広い品種と高品質でワイン好きにはイベントだけでなく、その年のワインの出来も確かめられる有意義な祭りです。
翌日曜日には有名人の司会によるオークション大会。世界中から集まったワイン輸入業者がボーヌの名所、オテル・デュー、施療院（Hotel-Dieu）に終結、にぎやかに競売が行われます。
最終日、19日月曜日はボーヌの南、ムルソー（MEURSAULT）にて伝統的な収穫大晩餐会が開かれます。文学賞の受賞者を含む500人以上の特別ゲストが招かれ、その賞品としてのワインやゲストが自分のワインセラーから持ち寄った逸品がふるまわれます。一般の人も参加可能です。大人気イベントだけに空きは少ないもののうまく取れるかもしれません。興味のある方は一度お問い合わせください、参加できればラッキーです。もちろん、祭りにつき物の屋台やアトラクション、大道芸など楽しみは盛りだくさん、、狭い町も観光客でおおにぎわいとなりますので、雰囲気を楽しむだけなら晩餐会に参加しなくとも現地に行くだけで充分楽しめます。
ムルソーの収穫大晩餐会問合せ先 :
ボーヌ観光局
1 rue de l'Htel-Dieu 21200 BEAUNE
Tel: (33) 3 80 26 21 30
Fax: (33) 3 80 26 21 39
■シャブリのぶどう収穫祭
Les Trois Glorieusesの次の週に開かれるのが11月23（土）、24（日）シャブリ（Chablis）のぶどう収穫祭（Fete du Vin）です。ここでは辛口の白で有名なシャブリワインの品評会も開催され、もちろん試飲会や、屋台なども楽しめます。日ごろは静かな蜂蜜色の石造りの村もこの時期には大にぎわい。おいしいチーズやソーセージ、ベーコンと共に楽しめます。特に日本ではあまり見かけないやぎのチーズをお試しあれ。
シャブリのぶどう収穫祭問合せ先：
BIVB（ブルゴーニュ ワイン組合）
(33) 3 86 42 42 22
■ブルゴーニュ地方へのアクセス
ボーヌへ：
電車ならリヨン駅からTGVでディジョン迄行き乗り換え、パリから2時間少々でボーヌに着きます。車ならA6をリヨン方面に約4時間です。
シャブリへ：
電車は同じくリヨン駅からLaroche Migennes経由ですが最寄の駅はなく不便です。車ならA6経由でChablis下車、パリから約3時間足らずです。
その他ワインに関する情報は「ワイン、シャトー巡りを楽しもう」
