ターゲットは選ばれる

窓で住人が女性と分かる
窓で住人が女性と分かる
建物を外から見ると、窓が開いているかどうか一目瞭然です。閉まっている窓のカギがかかっているかどうかは分からないにしても、窓枠をずらして開いている窓ならば、鍵はかかっていないはずです。補助錠を使ってそれ以上窓が開かないように防犯対策をしているお宅であれば、侵入被害は避けられるでしょうが、防犯意識の高い人ならほとんど窓を開け放すことは少ないでしょう。

洗濯物からは住人の数、年代・性別などが分かります。夕食時でも明かりのついていない住宅なら、家人が不在だということになります。白いかわいらしい建物であれば、女性専用アパートの可能性が高いでしょう。窓辺にマスコット人形などを飾ったり、花柄のカーテンをかけていれば、居住者が女性だと知られます。

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    また、「オートロックタイプ」のマンションは防犯性が高いからと女性が多く住んでいるので、わざわざオートロックのマンションばかりを狙って、連続婦女暴行事件を起こしていた男もいました。このように、他人の目に見える部分はすべて泥棒の目にも入ります。これらは、一般の人でもその気になれば判断できる「目に見える情報」です。侵入者はターゲットをまずは目で調べて、選び出すでしょう。

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    次に、実際にその建物に近づいて、具体的行動に入っていきます。明かりがついているかいないかで、人がいるかいないか、起きているか眠っているかなどを判断するでしょう。やはりこれも「目」で判断することになります。さらに、テレビの音、ラジオやステレオの音、電話の音や話し声などの「音」でも、住人の「在・不在」はチェックされます。「目」の次は、「耳」も活用するわけです。

    集合住宅に入り込んで、ドアノブを一つひとつ回して、カギのかかっていない部屋を探している不審者もいます。窓からの侵入を考えて、窓に近づき、窓枠に手をかけてカギがかかっているかどうかを確認する不審者も当然います。つまり、「手」で実際に触ってみることになります。多くは、この「見る」「聞く」「触れる」の3つを段階的に、あるいは複合的に活用して、侵入という不法行為に至るものでしょう。次ページでは、人間の五感・五官についてと、意表を突かれたある連続事件についてリポートします。

    →五感・五官/200人もの女性が連続被害に p.2
    →→選ばれた理由/対策は?/あなたの一票/関連ガイド記事 p.3