トイレ利用時の注意点
女性にとって、不安な場所である公共の場所のトイレを利用する際には、“盗撮”“のぞき”などの被害を受けないように、細心の注意で警戒する必要があります。基本的にはトイレに《入る前》《入ってから》《出るとき》の三段階での注意が必要です。とくに一人きりで利用するときは、慎重に安全を確認してから利用するようにしましょう。
《入る前》
■利用するトイレの場所をよく見ましょう。建物内で隅の方にあるなど元々目立たない位置にあることが多いので、通路や周辺の状況から、不審な男が入り込むことができるかどうか、といった点をよく考えましょう。また、不審な男がトイレを伺っているようだと、つけてきて侵入されるかもしれません。後ろを振り返り、あやしい行動をしている人物がいないか見るようにしましょう。
■一階などの低層階では、外からの“のぞき”“盗撮”に備え、窓の外側にも気をつけて、開いている窓は必ず閉めましょう。
■すべての個室、掃除用具入れの小部屋なども不審人物がひそんでいないか確かめましょう。ふさがっている個室があれば、中から人が出てくるまで待つか、そこから離れた個室を利用しましょう。
《入ってから》
■狭い室内ですから、個室内すべてをチェックするつもりで、よく見回します。前後左右天地のすべての箇所に異常はないか確認します。穴が開いていたりしないか見ましょう。
■天井の通気口に盗撮器が仕掛けられることもあるのでよく見てみましょう。
■ドアと床のすきまが開いている場合、仕切りの壁と天井や床との間が開いている場合などはのぞかれたり、カメラを差し込まれないようによく見張りましょう。
■サニタリーボックス周辺、ストックのトイレットペーパー付近に盗撮器がしかけられているような不審な箱や袋などがないかチェックしましょう。あやしいものがあったら、ペーパーで覆い隠すなどしましょう。
■管理者に知らせる必要があると判断したら利用する前に通報しましょう。
■利用中も、足音や隣の個室に入る物音、気配には敏感になりましょう。
《出るとき》
■外の気配を考えて、不審な人物がいないことを確認してから出るようにしましょう。危険を察知したら個室を出ないで、携帯電話で通報するなどしましょう。
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