二つの事件の共通点

3年前の事件Bを併記したのは、事件Aといくつかの共通点があったからです。

事件Aの容疑者は、町立中学校の教頭先生(47歳)→起訴後、懲戒免職処分
 事件Bの容疑者は、元高校教諭(当時45歳)
 二人は同年代(早生まれ・遅生まれはあるにしても同い年か同学年と思われる)

いずれも学校の先生という“教職”についていたか、過去にそうであった

“トイレ”で、女性の姿態をカメラ(ビデオカメラ、デジタルカメラ)で撮影した

長期にわたって盗撮行為を繰り返していた


いずれも四十代の男性です。彼らの成育環境や時代背景などに、とくにこうした行為を生み出すような要因があったかどうかは不明ですが、倒錯的な行為にふけり逮捕され処罰されるような結果に至ったのが、“教職”にあった者だった点は実に問題です。


※「子どもへの適切な指導や学級運営ができないこと」などを理由に、全国で23の都道府県・政令市の教育委員会が昨年度、公立小、中、高校などの計289人を指導力不足教員と認定していたことが9月12日、文部科学省の調査で分かりました。この認定などを受けて依願退職した教員は56人、分限免職も3人いました。こうした認定制度は今年度中に全国で実施されるため、認定数はさらに増える見通しです。


“教職”にあるという子供を教育する大切な役割を持つ人が、このような事件を起こすなど許し難いことです。しかし、当人たちは“悪いこと“とわかってしているわけで(だからこそ発覚時、いずれも逃走を試みた)、それを抑制するものが自己の内部になかったということでしょう。

このような“性癖”など問題を抱えていながら、相談や治療ができなかった、という点も見逃すことはできません。

気軽に相談できる“心理カウンセラー”や、そうした場所があるべきだと思います。最近は、学校の児童や生徒のために“スクールカウンセラー”を配置するような動きが出てきていますが、先生のためにもあることが望ましいのではないでしょうか。


“トイレ”で女性は衣服を一部脱がなくてはならない状況にあり、そのような場所を“盗撮”することを繰り返していたという点には“病的”なものがあるようです。


窃視症

(せっししょう)
世界保健機構の設定した『国際疾患分類』改定第10版のGIDの分類基準(訳)

F65.3 窃視症  Voyeurism
 衣服を脱ぐというような性的あるいは私的な行動をしている人びとを熟視する、反復的あるいは持続的な傾向。このことによって通常、性的興奮および自慰にいたるが、それは見られている人に気づかれることなく遂行される。


※出歯亀(でばかめ)のぞきの常習者。また、変質者。〔1908年(明治41)、女湯のぞきの常習者で出っ歯の池田亀太郎が猟奇殺人事件を引き起こしたことから〕 三省堂「大辞林 第二版」より
※Peeping Tom ピーピング・トム のぞき見の好きな男。【英伝説】 ((Godiva夫人の裸を覗き見して目が潰れたとされる仕立屋)) 三省堂「EXCEED 英和辞典」より 



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