スチームクリーナーで、ベタつく「畳」を掃除する
タオル越しに噴出するスチーム、かなり強力! |
ところで、試用でお預かりした「KARCHER スチームクリーナー SC 1002」には、いくつかのアクセサリー(アタッチメント)が付属されていました。
その中に、「ハンドブラシ」と「カバー(タオル地のもの)」というものがあります。これはまあ、形状を簡単に説明すれば「小型の掃除機のヘッド部分」といった感じのもの。
「畳」を掃除したいと思ったとき、取扱説明書に寄れば「延長パイプ+フロアブラシ」が必要と出ていました。でもこれらは別売品とのことで、今回の付属品には含まれて居なかったのです。
でもこれはおそらく(ヘッド部分や、ホースの長さなど)サイズのみの問題だろうとフニワラさんはアタリをつけまして、今回は付属の「ハンドブラシ」「カバー」に、私物の「タオル」を加えて、畳掃除にあたることにしました。
ですからこの畳掃除方法は、商品指定の方法ではない点、ご承知おきくださいね。
畳掃除の手順は、大まかに以下のようになります。
・通常通りにボイラー内に水を入れ、6分間経過放置して加熱。
・ホース一体型ヘッドに「ハンドブラシ」と「カバー」をセット、そのカバーの上に白いタオル雑巾を2つ折にしたものを結びつけておく。
・スチームが出ることを確認し、畳の目に沿ってスチームを出しながら拭き上げていく。
畳一枚を拭いたところ。 |
・ダニ対策として、畳と畳の継ぎ目、壁際などでは、心持ち長い時間、スチームを噴かせる。
(妻)「やってるね、やってるね。感じは、どう?」
(夫)「見て、見て! 案外汚れているんだねえ、畳って……」
(妻)「や、でも私、週に一度は目に沿ってちゃんと雑巾かけてるんだけどなあ!」
(夫)「それでも落ち切れなかった“足の裏アブラ”とか、古い“子どもの粗相跡”とかまで、スチームで浮かされて出てきているような気がする……」
畳6枚を拭いたところ。かなり真っ黒に。 |
(妻)「アレ? でも、これだけスチーム噴いている割に、ぜんぜん掃除後、水っぽくならないね?畳……」
(夫)「そうそう、そうなんだよ。ブオーッ、ゴォーッってすごくパワフルに蒸気が出てはいるんだけど、すぐにからっと乾いちゃうんだ。かなり意外だね、つかってみないと分からないね、この辺の使い勝手って」
(妻)「なるほどねー。じゃあ、お願い、ついでに押入れの入り口あたりと、ふすまの敷居のところもブオーッで拭いておいてくれない? ダニ出るところだから」
(夫)「OK! でもこれって、結構ホントに害虫対策にも良いかも……。瞬間的にはすごい熱だし、クローゼットの床なんかもこれで噴きながら拭けば、イガとかヒメマルカツオブシムシなんかも死ぬんじゃないかな?!」
(妻)「おお、じゃあ、押入れもいいかもね?!」
(夫)「でも……今日は、そこまで、できないよ僕……」
(妻)「チッ、ついでにみんなやってもらっちゃおうかと思ってたのに……!」
(夫)「なに、妻! そのチッて! お行儀悪いよ!」
(妻)「ニャハハハ……じゃあ、そのへんで、お仕舞いにしたら?」
(夫)「待って! ついでに、キッチンの床の上も拭いて終わりにするよ。結構油飛んだりとかで、汚れているはずだから……」
(妻)「そうだね、でも、床材が熱で変色とか、しないかしら?」
(夫)「するかもね。でもまあ、試してみようよ」
※目立たないところで試してみたところ、フニワラ宅では問題ないと判断しましたが、フローリングによってはワックス部分がはげたり、コーティングが変色することも充分考えられますので、真似して試される際には、充分ご注意ください。フニワラさんもガイドも責任は負いませんのでよろしくお願いします。
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